少し前までの私は、

何か大きな出来事が起きること。
人が羨むような、派手な毎日を送ること。

結婚して子どもがいて旦那さんと共に

家族で遊びにいく、

出かけること。

それが「幸せ」なんだと思っていました。


離婚したばかりの頃は、

気持ちがどん底まで落ちていました。

まだ1歳にもならない娘と

これからやっていけるのだろうか、と。

そんなとき私は、

「住む家がある。」
「毎日三食食べられる。」
「あたたかい布団で眠れる。」


「私は十分幸せなんだから。」


そうやって何度も何度も

自分に言い聞かせていました。

でも正直なところ、

旅行へ行く人を見ると羨ましかった。

家族みんなでテーマパークへ遊びにいく、

ハワイで結婚式を挙げている人を見ると、

「どうして私は違う人生なんだろう。」

そんなふうに思うこともありました。


でも最近、ふと気づいたことがあります。


スタバでコーヒーを飲まなくてもいい。

たくさん洋服を買わなくてもいい。

毎週どこかへ遊びに行かなくてもいい。


私はNetflixで

『グランメゾン東京』を見ながら、

娘とくだらないことで大笑いしながら、

「ああ、

なんでこんなに幸せなんだろう。」

そう思えたんです。


その瞬間、気づきました。


幸せって、派手なものじゃない。

誰かと比べて手に入れるものでもない。

誰かに与えてもらうものでもない。

毎日の暮らしの中で、

自分の心がふっと

「ああ、幸せだな。」

そう感じられる瞬間の

積み重ねなのだと気がつきました。


以前の私は、

「幸せを探しに行くもの。

掴みに行くもの。与えてもらうもの。」

だと思っていました。


でも今は違います。

幸せは、遠くにあるものじゃなくて、

ちゃんと私の日常の中にありました。


離婚してからもう少しで4年が経ちますが、

やっとこのことに気がついたのです。


離婚したことも、

結婚したことも、

1ミリも後悔していません。


あの日々があったから、

今の私があります。


そして今、

私はこの何気ない

かけがえのない娘との毎日が、

本当に、本当に幸せです。


あのどん底の頃の私に

「大丈夫だよ。」と

そう伝えてあげたい。