地下道の入口に立つと
 まるで 異空間への入口に
 立っているような気がする

 意を決して中へと下りて行く

 未来なのか
  過去なのか
 それとも もっと遠い別の世界なのか
 
 そんなことを想像しながら進んで行くと
 やがて 
 再び この世界に戻って来る

 地下にいた間に一体何が起きたのか
 それは 本人にしか分からない

 地下道への入口

                      2004.8.3