2024年 4月 11日
Dear Friend’s
新しい一年の始まりに
おはようございます。
来年個展を開催するにあたって
私にとっての「抽象画」とは?
ここを少し掘り下げてみたくなりました。
絵画の中にはおおまかに
具象と抽象があります。
具象とは、目に見えているモノを
具体的にリアルな表現をします。
風景画・静物画等
堤防に花咲く桜並木であったり
渋谷のスクランブル交差点で
行き交う人々や車であったりと
写真で見る感じの作品ではないかと
私は感じています。
逆に抽象画は
何を描いているのか…❓❓❓なのです。
作家のイメージや
作品が生まれる過程を楽しんだり
飛んだり跳ねたり
投げつけたり叩いたりと
何かと動作が多いのも特徴かな
で、私が描く抽象画とは
インスピレーション
私はシナパネルと言う
木製のパネルを好んで使っているのですが、
頭でイメージした様には
事が運んだ事がありません。
シナパネルに下地を塗り
色を重ねて行くのですが、
色のchoiceは
その時のインスピレーションそのもの。
その瞬間に足したい色を選び
オールハンド🫱🫲で塗って行きます。
その時
その場にある画材や
砂
塩
天然石
金箔
凡ゆるモノを使用します。
バランスを感じながら。
なので
兎に角
目の前に下地が整ったシナパネルが無いと
始まらないのです。
これを私は
JAZZ的要素と似ているなぁと思っていて
誰かの一音で即興音楽が始まる
勿論、メロディ🎵(私にとって絵の具)と言う
ベースがあって
それぞれの演者
(私にとって天然石や砂・塩等)が
私の即興によって表現されていく。
この
瞬間のチョイスと
配置されたそれらが
偶然と言う自然の流れに乗って
一つの作品となって行く。
そして
私の意識を超えた
未知の領域に連れて行ってくれるのです
私にとっての抽象画の醍醐味は
「未知」と言う事なんだと思います。
今日もenjoyな一日を!
Peace&Love
Michiyo ISHIHARA