9年前の記事では建設的で自己創造的なイメージの作り方の一端を提示しました。
でも、いきなりそれをやっても内的な破壊的な自己イメージの抵抗にあってうまくゆかないことが多いのが現実です。
建設的で創造的なイメージを創る前に、破壊的な自己イメージを形成するもとになっている
「記憶」なり「トラウマ」なり「決め事」なり「信じ込み」なりを修復・改変を加えることが先決なのです。
そこで9年前の記事で挙げた破壊的なイメージができてしまう原因をもう一度確認しましょう。
そしてどうしてそれらの事象が破壊的自己イメージを形成してしまうのかも補足としてあらたに解説いたします。
1、親が自己破壊的な人だった。子供はそれを学習してしまっている場合。
この場合は親の自己破壊的な行動や生活も子供は学習してしまう。
親が酒乱だった、粗暴だった、金銭トラブルが多かった、病気がちだった、自殺した、犯罪者だった
などなど
(子供は親をモデリングして成長してゆきますからね。)
⇒子供は親からすべてを学びます。
その最たるものが言葉です。
日本語をしゃべる親に育てられれば子は日本語をしゃべります。
大阪弁をしゃべる親に育てられればその子供は大阪弁をしゃべります。
言葉だけでなく人格も親を模倣します。
極論すると人間に育てられた子供は人間の人格を持ち、
オオカミに育てられればオオカミの人格を持つようになります。
それを改変するにはかなり地道で時間がかかる作業が必要になります。
それは親との印象的な記憶を時系列に沿って別の記憶に差し替える作業です。
次回は 2、親に虐待を受けて来た。 についてお話します。