体にしみこんだ否定的なルールを消去する。
人間が何かを記憶するときに体で記憶する場合があります。
特にトラウマティックな出来事の場合はそうであることが多いようです。
様々な専門家がそれに言及しています。
古くはユングもそういったことを提唱していますし。
ミオファーシャリリースのジョン・F・バーンズや
ロルフィングのアイダ・ロルフも筋膜に感情が記憶され、
筋膜をリリースをすることでその感情が解放されると述べています。
またピーター・ラヴィーンのソマティクエクスペリエンスも体に記憶されたトラウマをリリースすることを主眼にしています。
もう15年以上前になりますが、私がミオファーシャリリースを受けた時は誕生前の胎児の時の記憶が蘇り嗚咽が止まらなかったという経験をしたことがありますし、ロルフィングのセッションでセッション中に笑いが止まらなくなったという経験もあります。
そんなことを通して。「ああ、体に記憶されている感情というものがあるのだな」と納得したものです。
また深刻なトラウマ経験で経絡のエネルギーの流れがせき止められてしまっている場合もあり、
例えばEFT(エモーショナルフリーダムテクニック)では主に顔面や指などの経絡のポイントを刺激することでそのブロックを解放したり、
大嶋信頼氏のFAP療法は指の井穴を組み合わせて刺激することでトラウマ解放を目指していたりします。FAP療法はもともと臓器に感情が宿るという考えのもと、その臓器へのアプローチのために井穴を利用しているようで興味深いです。
実際、私もEFTやFAP療法などは臨床でおりにふれて使用することもあり、その大きな効果ははっきりしたものだと確認しています。
またフィシオエナジェティック®では骨に記憶された感情の消去も扱います。
感情やトラウマも問題が筋肉や筋膜、臓器、さらいうと骨などに記憶されるとしたら、言葉やイメージだけで感情やトラウマを処理しただけでは不十分かもしれません。
さらにいうとサトルボディーやチャクラにも感情は記憶されるので、サトルボディーやチャクラのトリートメントを通しても感情の問題を処理したほうが良いかもしれません。
ですから心理の問題のトリートメントを心理技術の範疇を超えて、筋肉や筋膜などへのボディーワークや経絡への働きかけや、エネルギーワーク的なトリートメントなど様々な分野からの総合的な働きかけをするとより理想だと思われます。
それこそホリスティックな哲学に基づくアプローチなのです。
そして、そのようなホリスティックな取り組みこそフィシオエナジェティック®の真骨頂なのです。
さて今日のお題である体にしみこんだ否定的なルールとは何でしょう。それは主に幼いころに繰り返し親のしつけや小言を通して刷り込まれたネガティブな暗示のことです。
おもに自己表現を妨げたり、我慢を強いたり、何かを禁止したり、自己評価を下げるような刷り込みがなされてることがあります。そんな場合はその刷り込み通りの人生を歩んでしまうのです。
例えば泣くなとか、いい子でいなさいとか、欲しがるなとか、わがまま言うなとか、ダメだねお前はとか、馬鹿!とかいろいろあります。そのような否定的な刷り込みは程度の多少はあれど例外なく誰にでも刷り込まれています。
(どんな負の刷り込みがあり、それがどのように人生に影を落とすのかはまた日をあらためて説明いたします。)
実はその親からの刷り込みの記憶が体のある特定のところに記憶されることが多いのです。
それは○○○という部位です。
その○○○という身体の部分への働きかけが無いと親からの負の暗示が解けない場合が多いのです。
逆にいうと、その○○○という身体の部分に働きかけると親からの刷り込みが意外に簡単に解けるのです。要するに効果的なポイントがあるということなのです。
フィシオエナジェティック®は体の反射を用いることで的確にネガティブな刷り込みを特定します。
そして身体からの働きかけで親からのネガティブな刷り込みを効果的に解除するテクニックを提供しております。
セラピストとしてその技術を学びたい人はフィシオエナジェティック®のセミナーへご参加ください。
(令和初のフィシオエナジェティック®セミナー精神心理が5/3~5/4に東京で開催されます)
クライアントとして自分の問題を解決したいかたはフィシオエナジェティック®のプラクティショナーにご相談ください。