心身の調整機能が麻痺する状態についてその原因を述べて来た。


調整機能が著しく麻痺した状態をレギュレーションブロックという。

レギュレーションブロックになるとキネシオロジーテスト(筋肉テスト)が使えない状態になるので要注意だ。


筋肉反射が出無いのにキネシオロジーのセッションは進めることができない。

フィシオエナジェティックではそう言った場合でもきちんとレギュレーションブロックを起こしている原因を特定し、それを消去し調整機能を蘇らせてからセッションを進めてゆくことが出来る手法があるのだ。



何で筋肉反射が出ない、あるいは出づらい状態なのにキネシオロジーができるのか?

それにはそれなりのテクニックがあるのです。

それはフィシオエナジェティックでもアドバンスな内容です。



さて調整機能麻痺の5つめの原因は自己矛盾です。

これは精神・心理的な分野の問題です。


さて自己矛盾とは何か「治りたいのだけれど治りたくない!」

という状態です。


そういう人はいざ快方に向かおうとするときに無意識のうちにわざと自分を痛めつけることをしたり、不安になったり、気分が落ち込んだりして元の悪いコンディションに戻ろうとする人だ。


人間だれでも現状維持しようとする機能が備わっていて大なり小なりそういった力は働くものだ。


ただマイナスの状態に自分を維持しようとする無意識の力が度を越して強い人は筋肉反射に全く反応しないとか嘘の答えを出したり矛盾した答えを出したりする。


そういった人は自分の中で異なるベクトルをお持ちなので心身の調整機能が麻痺している場合が多い。



想像してみてください。


JR新宿駅にいるあなたの中に荻窪に行ってラーメンを食べたいというあなたと、両国に行ってちゃんこ鍋を食べたいというあなたがほぼ同じ力で共存していたとしたら、、、、、


そんなあなたはきっとJR新宿駅で立ち往生し身動きがとれずもんもんとしていることでしょう。




そこらへんをきちんと整理してあげると心身の調整機能は正常に戻りフルパワーで働き始めます。


どこへ行きたいか、どう成りたいかを明確に決めていただく。


そして意識と無意識の間の矛盾を解消する。


それらは健康回復だけでなく人生全般で必要なことです。