細胞膜が変性すると糖尿病になる。
大きな原因がフリーラジカル(活性酸素など)と粗悪な脂肪酸であるトランス脂肪酸だ。
インスリンとは糖分を細胞内に取り込む命令を出すすい臓で作られ分泌されるホルモンだ。
いくらすい臓ががんばってインスリンを製造して分泌しても
細胞膜自体が糖を通しにくい状態に変性してしまっていたり、
インスリンがくっつく鍵穴が壊れてしまって膜がインスリンに反応しなくなってしまうと
インスリンの血中濃度が高くても糖は吸収されず血中にだぶついてしまう。
これがインスリンに依存しないタイプの糖尿病のひとつの形態だ。
また交感神経が常にハイパーでも糖尿病になる。
交感神経がハイパーになると筋肉や脳に糖を供給するために血糖値をつねに高く保つように体が反応する。
交感神経とは人が仕事したり闘ったりストレスを受けたときに働く自律神経だ。
寝てるとき以外は仕事しているような人や四六時中ストレス漬けな人は常に戦闘態勢だ。
常にアドレナリンが大量に放出される。
そうすると血糖値が常に高い状態が保たれる。
筋肉が力を出せるように、脳が働くようにするためだ。
しかし、それが常態化すると糖尿病になる。
交感神経ハイパーな状態は薬の常用でも起こりえる。
消炎鎮痛剤や気管支拡張剤やステロイドなどは交感神経を常に刺激し続ける。
当然血糖値が高くなる。
症状がないのに慢性気管支炎の診断のもと
20年間も気管支拡張剤を処方され続け飲み続けた人がいた。
その人は見事に糖尿病になった。
交感神経は右に振りきった状態であった。
白血球の顆粒球の比率は実に77.5%という異常な状態だった。
それほど歯垢がたまっているわけでもないのに。
ひどい歯周病で歯肉は真っ赤っかの炎症状態だった。
担当医と相談して気管支拡張剤をやめさせた。
刺絡療法で自律神経のバランスを回復させた。
歯肉は健康的なピンク色になった。
ついでに糖尿病もどこかに行ってしまった。
もしこのまま交感神経を刺激する薬をのみ続けたら
正真正銘の糖尿病になっていただろう。
おそろしい話だ。
それにしても症状も出ないのによくも薬を従順にも飲み続けたものだ。
変な意味で感心する。
医原病は本当に多い。
注)
だからといってステロイドなどを飲み続けている人は自分勝手に急に薬をやめてはいけません。
急にやめると危険な場合が多々あります。
必ずかかりつけの医師と相談の上計画的にやめてゆくようにしてください。
by大橋康之 歯科医師 http://www.smile72.com/
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