学校の先生方へのスーパーバイズで

とある先生の子どもへのかかわり。
「ここは首ですから、肌色でぬろう。」というと、緑色に塗っていたAくんは「なんでや」と怒り出し、暴れた…

この先生のまとめてきたレジュメがあまりにも支離滅裂で…困りました。
主語がない、名前の呼び方が、さん付けやちゃん付け、平仮名だったり、漢字だったり、友人の名前がごちゃごちゃに混ざってたり…読みながら、これは誰が?どこで?と聞き取りの時間がかなり必要でした。

能力的なことではなくて、子どもたちの捉え方がそのレジュメと同じで、整理されておらず、理解できていない。

先生のレジュメから、子どもたちのことについて、1つ1つききとりをすることで、人間関係やクラスの中で何が起こっているかを整理します。

しかし、今回はそれだけではなく、この、「首だから肌色にぬろう」ってところ…

相談についてきた主任の先生の感覚も同じで、「Aくんは、そこは洋服だと思ってたらしいんですよ。でも、B先生はそこは首だからと説明したのですが…」と。
首だから、洋服だからではなくて、何色に塗ってもいいんです。
そもそもAくんの描いた絵なのです。
本人が好きに塗ればいい!
自己表現の時間なのではないですか?
正しい塗り方ってあるのですか?
しかも、首だから肌色って概念は正しいですか?
いろんな意味で、どんな色でもいいのではないですか?

暴れる彼にはまた別の課題はきっとありますが、まずは先生方の、いや、われわれ大人の「当たり前」を根本的に考えて直していかなくてはならないのではないでしょうか?

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画像の箱庭は上のケースとは関係ありません。。