薔薇と白髪 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

骨董市で買ってきた絹の着物から

 

4月に縫ったワイドパンツを

 

「パジャマ」として着ていました。

 

 

 

着心地がいいので、この週末に

 

夏用の被りのブラウスも縫って

 

パジャマの上下として着ています。

 

 

 

 

 

 

 

両肩にゴムを入れた

 

ゆったりとしたブラウス。

 

 

20年前に、結婚のお祝いに

 

もらったシルクのパジャマと

 

よく似たこのピンク色は

 

「明るすぎて若い人向けだな」と。

 

 

 

でも着心地がいいし

 

柄が好きなので

 

いたって気分良く着ています。

 

 


(パンツもブラウスも一番下にある

 『1枚の着物でセットアップ』から。)

 

 

 

ブラウスは本では

 

「裏地(八掛)から作れる」と。

 

つまりは少しの生地で作れると。

 

 

実は私も先に

 

この着物の「白い裏地」で作ろうと

 

思っていたデザインでした。

 

 

 

(落ち着いたら白も作ろう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孔雀と薔薇の組み合わせが好きで、

 

骨董市で内側を中心に染みのあった

 

この着物に出会った時には


表側の柄の部分だけを生かす形で

 

(それまで思い描いていた通りに)

 

「毎日目に入るクッションカバー」

 

にしようと思っていました。

 

 

絹が摩擦に弱いのは知っていたから

 

迷いつつ買って来てひとまずは

 

スカーフ、風呂敷、として使って

 

様子を見る事に。(『正方形案』)

 

それでまずは染みを繕いました。

 


あの頃楽しくて仕方がなかった

 

「フレンチノットステッチ」で

 

視線を引き付けてカモフラージュ。

 

 





だけどその作戦が『正方形案』の

 

次に思い至ったワイドパンツの


アイディアでは裏目に出ちゃった。

 

 

(着物からリメイクした赤いウールのパンツの

 形がはき心地が良すぎてこの生地も!と。)

 

 

「ワイドパンツ」にするとしたら

 

ステッチのポツポツが肌に当たるよ?


 

 

 

 

 

でも、肌に当てて試してみたら

 

意外と気にならないのです!

 

 

 

 

 (パジャマとしても着られると思えば

 派手な柄にもチャレンジ出来る。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから更に工夫。

 

孔雀の絵柄は実はパンツの後ろ側。

 

 

 

 

 

残念だけど

 

似合うか似合わないかで言ったら

 

私には今はどうしたって似合わない

 

孔雀と薔薇。


それでも顔と一緒にそれらの柄が


見る側の目に入らなければOK。



(パンツなら顔から遠い。)


 

  

だからそう、ブラウスも

 

無地の部分で縫いましたよ。

 






パンツの前は膝上辺りからの


・・・薔薇だけ。

 

 

とは言いつつ

 

孔雀の羽根は後ろからぐるりと

 

前へ続いているから、

 

大好きなトルコブルーや

 

レモンイエローもちらり、

 

見えますよ。

 


これくらいが丁度いい。

 

(千円で買った古い着物。

 絹だけど冒険出来ます。

 スカーフとして使うのも柄を柄でなく

 使えるのだから向いていそうだけど

 生地の色、艶が、今の私には少し・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は「勿体無いから」

 

とにかくパジャマとして使うけど

 

それ以外の着方・・・

 

コーディネートも考えました。

 

 

 

 

さっくりとした厚手の木綿の

 

ワンピース(外国のナース服)。

 

その大きく広がる裾から

 

 

「前は薔薇の下半分くらいと羽根」

 

「後ろは孔雀の緑の体と白い薔薇」

 

 

が少し覗く感じで

 

着たいと思います。

 

 

(そのワンピースも実はまだ

 パジャマとしてしか着てないな!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薔薇とかこういうピンクとかが

 

20歳までで一旦卒業してから

 

再び本当に似合うようになるのは

 

私の予定だと

 

髪の毛が真っ白になった60歳。

 

 

 

 

 

 

 

 

20年前のシルクのパジャマは

 

私たちの身体に上手に「負けて」

 

生地がトロトロになって

 

私たちの手元からあっという間に

 

消えて行ったけど

 

 

 

 

 

 

この「孔雀と薔薇」は

 

何らかの形で60歳まで

 

使えたら嬉しいな。

 

 

 

 

(今日で45歳。先は長いよ。

 ・・・ん?本当に長いかな?)

 

 

 

 

 

60歳の私は

 

白髪白眉の賢さと

 

赤ちゃんのような可愛いさを

 

手に入れてふわふわで柔らかい

 

ちゃんとした心のおばあちゃんに

 

なっていたい。