『万能鑑定士Qの短編集Ⅰ』

万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

￥580

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松岡圭祐さんの最新作『万能鑑定士Qの短編集Ⅰ』を読んだ。
短編集なのだが、全体を通してもストーリーが繋がっており、満足できる一冊だ。

最近、この万能鑑定士Qシリーズの人気があがってきているようで嬉しい。
このQシリーズのキャッチコピーは、「面白くて知恵がつく人の死なないミステリ」。
ということで雑学も満載だ。
今作の最終章では白紙をローラーに通すとお札に変わってしまうマジックの種明かしなんかもある。
マジックにハマっていた僕としては、タネが広まってしまうのは少し悲しいことなのだが……。

今作は今まで以上に読みやすく、読み応えもあったように思う。
普段読書しないという人でも楽しく読めるのではないだろうか。
松岡圭祐さんの作品を読んだことのない人もぜひ手に取ってもらいたい。
Qシリーズは読みやすさに拘っているのだが、社会的なメッセージの強い千里眼シリーズもあるのでこちらもオススメ。（千里眼シリーズ、新作でないかなあ……(^-^)




ではでは、バインバイン！