YKさん。 | マジシャン♠︎もやしくん公式ブログ『モヤシライフハック!』

マジシャン♠︎もやしくん公式ブログ『モヤシライフハック!』

札幌のプロマジシャンもやしくん。
2021年夏、マジックバーミラクルオープン!!

YKさんと出会ったのは2011年5月。

彼女は、僕がアルバイトとして入った居酒屋に、先輩としていた。
高校を卒業して居酒屋に入社し、今はフリーターとして働いている。
僕と同学年だ。
第一印象は笑顔が素敵な人。
初日に挨拶を教えてもらったことをよく覚えている。

彼女は、店で一番よく働いていた。
後半を一緒に働くことがかなり多く、一番よく喋った。

猫背気味で、子どもっぽいところがあった。
笑顔が純粋で、いつも楽しそうに見えた。
年を重ねるにつれて、どこか変に尖っていた僕。
彼女の無邪気さは、僕を子どもの頃に戻してくれた。
とても感謝している。

素直になんでも楽しむけれど、すねることもあった。
素直すぎて、冗談でもなんでも言葉どおりに受け取ってしまうのだろう。
彼女には、断りきれない性格もあった。
きっと誰よりも優しいのだろう。
みんなに良い顔をしてしまったり、無理に合わせてしまったり。
相手を傷つけたくないという優しさがあるのだろう。
それが裏目にでて、自分が傷ついてしまうこともたくさんあっただろう。
自分の中に溜め込んでしまうこともあっただろう。
そういうところをみると、守りたくもなった。

年末、バイト人員がかなり減り、僕にしわ寄せがきた。
それからはほとんど毎日のように出勤した。
それほど働くつもりのなかった僕は、正直辞めようかとも思った。
自分の時間も必要だったから。
僕が辞めるようなことをほのめかしていると、
彼女は飲みの場で「辞めないで」と泣きついてきたりもした。
友達想いの優しい子なのだろう。
寂しがり屋でもあると思う。

店が2012年の4月に閉店することになった。
閉店間際まで、相変わらずのハードスケジュールで働かせられた僕ら。
バイトについて詳しくはこちら(リンク先のしゃぶしゃぶもYKさんと)

閉店する数日前、僕らは交際を始めた。
交際する前から、店での何気ない会話の中で時折みせる照れた表情に可愛らしさを感じていた。
笑顔が好きだった。素直なところが好きだった。守りたくもなっていた。

動物園へ行った。札幌に来てから初めてだった。
映画も観た。宇宙兄弟やテルマエ・ロマエ、家でDVDもたくさん観た。
買い物もした。アウトレットや近所のコンビニ。
変態行為もした。笑。
料理も一緒に作った。楽しかった。
夜中にサッカーもした。すぐに汗をかいた。
彼女の誕生日も祝った。喜んでくれたみたいで嬉しかった。

そんな風に過ごしながら、3ヶ月が経った。
家に僕の家族が一ヶ月ほど遊びに来るということでしばらく会わない時間が続いた。

そして1ヶ月が経ち、僕は彼女にフられてしまった。
2012年8月中旬のことだ。
「距離が空きすぎた」「好きな人ができた」
そう告げるメールが届いた。
ショックだった。
久しぶりにたくさん泣いた。
その時、大好きだったんだと気づいた。
僕は僕が思っている以上に彼女のことが大好きだった。

気持ちがなくなった時に言ってほしかった。
彼女は後から報告することがよくあった。
後から謝られることもよくあった。
それも彼女の子どもっぽさなのかなと思う。
傷つけたくないという優しさが、そうさせたのかもしれないが。

一度会ってきちんと話したかったのだが、結局できなかった。
会おうと約束しても、会えない状況が続いた。
きっと会いたくなかったのだろう。
メールも返さなくなってしまった。

僕に対して申し訳なく思っていたのかもしれない。
僕に怒られるのを怖がっていたかもしれない。
彼女が謝らなきゃいけないようなことをしていたのかもしれない。

僕は、彼女のことは何でも受け入れるつもりでいた。
どんなことをされたとしても許そうと思っていた。
付き合う前の親友の関係に戻ろうと思っていた。

しかし最後まで彼女の言葉を聞くことはできなかった。
僕とは連絡をとりたくなくなってしまったようだ。

本当の理由は分からずじまい。
だけど、それが彼女が選んだことだ。
僕はそれを尊重することにした。
メールが返ってこない期間は、正直ものすごくイラついた。

最後に、言いたいことをメールに詰め込んで送った。(今日のこと)
好きだったところも書いた。
直してほしいところも書いた。
厳しい言葉も多くなってしまったかもしれないが、それは彼女に幸せになってほしいからだ。

僕から連絡をすることは終わりにした。
返ってこないメールの繰り返しじゃ、僕の身がもたなくなってしまうから。
これからは、彼女が幸せでいることを願い、遠くから見守っていたい。

彼女が僕と友達でいたいと思う日がくれば、僕はすぐに友達になれる。
いいや、大親友になる準備ができている。
すべて、彼女の意思を尊重したい。
彼女が一番幸せでいられる環境を、彼女には選んでほしい。

いつか彼女から素直な言葉を聞ける日がくるといいな。
彼女には本当に感謝している。


僕は一度言った言葉には責任をもっている。
責任を持てる言葉しか言わないようにしている。
誕生日に贈った"I love you forever"という言葉だって変わらない。永遠に。

一度好きになった人間は嫌いにならないというのが僕のポリシー。
人として好きになったからには、どんな面を見たとしても嫌いにはならないし、嫌いになれない。
好きなところが一つでもあれば、僕はその人が好きなんだ。
友達がどんなに悪いことをしたって、心から見捨てるつもりは一切ない。
その人のために、厳しく接することはあるだろうが。

今日放送のドラマ『リッチマンプアウーマン』で主人公の日向徹(小栗旬)が夏井真琴(石原さとみ)にこんなセリフを言った。

お前が信用できる人間かどうかなんてどうでもいい。俺がお前を信じる

背景に何があったとしても信じる力。
僕もそれを大事にしたいと思っている。

カッコつけだとかクサいとか思う人もいるんじゃないかと思うけれど、それでいいんだ。
僕は泥臭いほどに真っすぐ生きようって思ってるから。



長々とお読みくださった皆様、ありがとうございますm(_ _ )m

YKさんもこのブログ知っているのでもしかしたら読んでいるかもだけど、読んでいたら素直にそのまま受け取ってくださいな。