どうも、アラフィフおたく女のあしたのひまわりです。
肉体年齢は中年だけど、精神年齢は若者だぜ(えっ、コナンみたいでカッコイイ?)
さて、本題、皆さん『赤い爪あと』って怪奇漫画をご存知ですか?
原作者は昭和を代表する少女ホラー漫画家、菊川近子先生。
私はこの菊川近子先生の描かれたホラー漫画が大好きでした。
もう片っ端から読みまくりましたね
…て、言うか菊川近子先生のホラー漫画以外の作品を私は知らなかったりします
でも流石にデビュー当時は普通の少女漫画を描いていたと思うんだけどな…。
とにかく、菊川近子先生の描かれるホラー漫画は今読んでも十分に面白いんですよ
『赤い爪あと』以外にも『悪魔の招待状』もなかなかの名作です
短編集とかにも色々収録されている筈なので、機会があったら是非読んでみて下さい。
菊川近子先生って当時から美麗な絵を描く漫画家さんでした。
令和の今だと絵柄に古くささを感じるかもしれませんが、画力の高さは見てお判り頂けると思います
『赤い爪あと』って漫画は、私が子供の頃に流行った漫画です。
確か私が小学校2~3年生ぐらいの時の作品ですね
あ…完璧に私の歳がバレちゃいますね~
【口裂け女】が流行った時代に登場した『赤い爪あと』!!
当時は口裂け女を見たっていう人が実際にいて、テレビでもゴールデンタイムに『口裂け女の正体は!?』みたいな特番も組まれる程の世間は口裂け女の大ブームでした。
うちの兄が『口裂け女が出るからそろばん塾に行きたくない!!』とごねてたのを思い出します。
『近所の●●スーパーに口裂け女がいた!!』とか子供たちの間でも噂になるくらいでした。
当時の子供たちは、本当に口裂け女が実在すると信じていましたね
今の世の中じゃ、ありえない事だけど私の記憶が確かなら、口裂け女の正体を探るみたいな特番があって、私ら子供は真剣にテレビを観ていたんですよ
当時はお昼のワイドショーでも『あなたの知らない世界』という視聴者が体験した恐怖の心霊体験を再現ドラマ化した番組なども放映してました。
これがホラー作品顔負けの怖い内容で、とても視聴者の実話を再現ドラマ化した物とは思えないけれど、当時の子供たちは本気でそれを信じてました
あの頃は『13日の金曜日』などの海外のホラー映画もテレビでよく放映されていたし、今思うとあの頃の日本はホラーブームだったのかもしれませんね…。
怪奇漫画 『赤い爪あと』はそんな時代に登場しました。
そして、『赤い爪あと』はコミックスにして全2巻と短いながらも多くの人々の心を捉えた人気作品となりました。
『赤い爪あと』について
『赤い爪あと』は週刊マーガレット1979年37号から1980年6号まで、21回にわたり連載された菊川近子先生原作の怪奇少女漫画です。
Wikipediaによると、残酷描写は現在のホラー漫画と比べても遜色のない内容で、その救いのない結末と合わせて、未だに語り草となっているそうです。
救いのない結末…まさにそうなんですよ
もう40年ぐらい前の作品だからネタバレしちゃってもいいですよね
ネタバレが嫌な方は、これ以上読まないで下さい。
ネタバレ注意!!『赤い爪あと』ってどんな話?
主人公は村岡郁子という中学2年生の女の子。
当時、小学生の私には漫画の中の中学生が凄く大人に見えましたね、しかも菊川近子先生の絵も大人っぽいから…。
ある夜、郁子は自宅で吸血鬼に襲われます。
何とか難を逃れるものの、他の女生徒や郁子の両親が吸血鬼の犠牲となります。
孤児となった郁子は富山の親戚の家に行く事になるが、 旅立つ前に親友の佐和が吸血鬼となり郁子に襲いかかます。
郁子は自分に想いを寄せてくれている同級生の三崎に助けを求めます。
この三崎って男の子がカッコ良くて、主人公を守るナイトだろうと私は期待してたんだけど…。
吸血鬼となった佐和は道路に飛び出して、自動車にはねられて死亡します。
絶命した佐和の体から、彼女を吸血鬼にしていた宇宙アメーバーが離れると、今度は三崎が寄生されて吸血鬼と化してしまう!!
主人公を助けるナイトだと思っていたら今度は三崎くんが吸血鬼になっちゃったんだよ
吸血鬼と化した三崎は彼に言い寄る女生徒や、三崎の両親、生徒会長の遠藤、同級生の中川、担任の先生などを次々と餌食にして、入院している郁子にも襲いかかります。
吸血鬼としては大活躍の三崎くんである。
吸血鬼の三崎は警察に追い詰められて、高い所から転落して絶命!!
赤い爪あとに出てくる吸血鬼は血を吸うだけで、人間並みに弱い
宇宙アメーバーは死亡した三崎から通りがかりの少女の飼い猫に寄生する。
吸血鬼と化した猫は飼い主の少女を襲って殺した後、郁子を襲う。
そして、何やかんやで、ついに主人公の郁子にまで吸血鬼と化してしまう。
何と主人公までが吸血鬼に…この時の絶望感は凄まじかった
吸血鬼となった郁子によって、同級生や護衛の警官、刑事は次々と餌食になってしまう。
主人公だっただけに吸血鬼となった郁子も大活躍である。
そして、ついに富山へと転校して行った郁子。
もちろん転校先でも吸血鬼として大活躍する郁子。
その頃、隕石に乗って第二の宇宙アメーバーが到着するという絶望的な展開で終幕…。
アンハッピーエンドの物語を読んだのがこの作品が初めてだったので、あまりの救いの無い結末に唖然としました
…でも、それでも、やっぱり好きだな~この作品
全2巻と短いし、私の学校ではめちゃ流行ったけど、もしかしたらマイナーな作品なのかもしれませんかもしれません。
でも、私的には超名作なので、このブログにお立ち寄りの皆さんもぜひぜひ読んで下さい
この漫画が好きすぎて、私は生まれて初めてノートに漫画を書いたんですよ。
『黒いキバあと』と言うタイトルの良く言えばパロディ、悪く言えばパクリ漫画な作品を…
まあ小学校低学年の時の話なのでパクリ行為は許して下さいね
とにかく菊川近子先生の怪奇漫画は本当に名作揃いだから色んな人に読んでもらいたいです
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