自分をリードすること | .

自分をリードすること

先日、11月22日に第二タームまとめの授業を行いました。

年内ではこれで最後の授業、まとめにふさわしい講師の方々に授業をしていただきました。

よのな科は増山英和氏、どういきる科は鬼澤慎人氏。


なんと、このおふた方は同い年で、しかも誕生日が1日違い!

同じ年に、ほんのちょっとの差で生まれた2人が、

こうやって水戸の街で次世代育成の場にいるということは偶然かも知れないけど、

どこかに必然性を感じてしまったのは僕だけでしょうか。



.-増山さん


よのな科の授業のテーマは「良い会社悪い会社の見抜き方」

世の中にはたくさん会社があるけれど、これから就職する人のためにも、

「良い会社」ってどんな会社なのか、どういった基準で見抜けばいいのかを

増山流で教えていただきました!


商売の原点は「問題解決」。人はそこに対価を払います。

良い会社とは適正な料金で適性に解決してくれる。良い会社は強みが良くわかる。

どの事業領域においても、オンリー1、ナンバー1を目指している。

あれもこれもではなく、選択と集中、捨てること、つまり残すことをしていると。


社会の役に立つ、人のためになる会社が良い会社であり、

その良い会社の共通点を、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本から紹介していただきました。

簡単にまとめると、以下の5つ。

 1)社員の満足度が高い

 2)関係者の満足度が高い

 3)顧客の満足度が高い

 4)地域住民の満足度が高い

 5)株主の幸せが自然と生まれる(儲けは後からついてくる)


これから就職活動をしていく学生にとってみれば、

大学でこういった授業や企業を見る視点を学ぶ機会がないので、

自分が働く会社をどのように選ぶか、とても参考になったようです。

また、すでに働いている社会人にとっては自分の職場を見直す機会に・・・

これを機に辞めたりしなければよいのですが、あしたの学校の二期生である以上、

そういった職場にするためには、どうしたら良いか取り組みが生まれることを

ついつい期待してしまいます(笑)




.-鬼澤さん


二時間目のどういきる科の鬼澤さんの授業もまた目からウロコです。


「100億円というお金があったら何に使うか」


「余命があと半年と宣告されたら、残された時間をどう使うか」


という、究極の質問に対して、自分がどうしていくか考えていく授業です。


要は、「時間とお金の使い方」。何のために、誰のためにお金を使うか。

お金は貯めた人が尊敬されるのではなく、使った人が尊敬されます。

しかも、その使い方が世のため人のためになっている人ほど。。。

自分の時間とお金の使い方を見直さなければと、痛いところを突かれました・・・。



また、


  「憧れの人を3人挙げてください」


  「1年後、5年後、10年後どの様な姿になっていたいか」


  「あなたが大切にしている言葉は何ですか」


という答えのない、考えせられる質問がバンバン飛んできます!

これが鬼澤流の授業!



.  .
 
.  .-授業風景


誰かが答えを用意してくれることはありません。

大事なことは、自分で考えるということ。

考えて自分なりの答えを持つということ。

これが自分の「軸」をつくるということです。


この3つの質問は、「自分をリードする上で大事なこと」として


 1)ミッション 目的 → 誰のため、何のため

 2)ビジョン  目指すもの → どんな姿を想像するか

 3)バリュー 価値観 → 何を大切にするか


の3つと繋がっていると。



あしたの学校は、地域をリードしていく人材を育むために、

まずは、自分自身をリードすることが求められると

強く感じた授業でした。

僕も自分をしっかりとリードできているか、もう一度見直してみます!!