イメージ 1

■15日の新聞に写真の記事が載りました。「夜神楽公演のある三宮神社へのトイレの整備と、神楽の舞い手や後継者の確保」です。石見神楽は日本遺産に登録され、石見神楽を核として情報を発信し、神楽ファンを呼び込み、石見神楽を核として広域観光、関連観光を促進し、地域活性化を進めることが、今こそ待たれています。

■それを進める母体をどうつくるか、石見神楽だけでなく、温泉、食事場所、特産品、歴史資源、観光施設などとどう観光コースをつくるか。神楽と観光地とをつなぐ2次交通の整備、総合的な観光サービス、神楽の歴史文化などをどう掘り起こし、それに磨きをかけるかなどが重要で、神楽ファン、観光客を惹きつける、飽きさせない仕掛けが必要です。

■神楽の見せ方も重要で、口上の字幕スーパーでの表示、外国語での表記、幕間でのあらすじの解説、グッズの販売、神楽の体験、ファンクラブ、海外公演や県外公演を進める、外国語パンフレット、PR誌、SNSなどの情報発信、人材育成や普及活動などなど、石見神楽の振興は無限大に多岐にわたり、それをつくり出す母体がカギを握ります。

■世界遺産、日本遺産、国宝、重要文化財に登録されるなど、お墨付きさえもらえれば人は来るは、かつての観光の考えです。世界遺産石見銀山の観光客は半減し、ユネスコ無形文化遺産の石州和紙は、和紙会館入館者も減り、市直営に戻し運営する事態に至っています。石見神楽を生かすも殺すも、地域の総力を挙げた取り組みが待ったなしです。