ビジネスというのとはちょっと違うけど、

ここ数ヶ月、毎週日曜WOWOWでやっている番組




【プロジェクト・ランウエィ NYデザイナーズバトル】



という、

デザイナー勝ち抜き番組。

(リアリティ番組というらしい)



公募された12人のデザイナーや、デザイナーの卵(アマチュアもいるので)が、

オリジナルブランドの立ち上げを目指して、共同生活をしながら出された課題で作品を作り、勝ち残っていく。



初回や、いくつか見逃した回はあるんだけど、

作品がつくり出される過程もさることながら・・・


個性のぶつかりあいと、出場者同士のプレッシャーに圧倒されます。(激しいんですよ)



例えば、9人で3人づつ、3つのチームに分かれて、1つのテーマに取り組んだとき。

自分のチームから、1人脱落者をあげるように審査員から指示が・・・




一緒にやった人の中で自分ともう一人以外でダメだと思う人の理由をあげる。


本人を目の前に。



うーん。そういうのはきついなぁ・・・

(日本で暮らしていたら、あまりそういう場面には出くわさない・・・が・・・)



と思うけど、

みんなはっきり主張するんですよ。



【○○は、こうしなければいけなかったのにできなかった。泣いたりしてチームの和を乱した。

 ■■は、ここいう場面でリーダーとしての力を発揮するべきだった。

 自分はこういうところで貢献してチームをまとめようと努力しました。

 私が選ぶのは、○○です】


と。


勝ち残るためでもあるけど。危機感迫るというかね。


ちなみにこの回で脱落したのは、


【縫うのが下手なので、チームの足を引っ張った】


自ら言った女性デザイナー。


理由は【一緒にやった仲間を落とすくらいなら自分がと思うし、実際下手だから。】

本人はインタビューでそう言っていたんだけど、、、(言ったことを後で後悔してた)



仲間(?)から、ダメ出しされてもそれをちゃんと審査員が落選者を決めるのですが、

審査員がその人を落とした理由は



【生き残りの厳しいファッション業界で、自分の弱点を自ら認めてしまった】





どの回でも、誰でも、

審査員からマイナス面を指摘されても、自分のマイナス面もプラスに取れるよう説明していた。



だけど、この人はこの回のとき、自分で認めてしまったんです。

認めるのはいいことなんだと思うけど、時と場合なのかな。。。



長所・短所、プラス・マイナス、ポジティブ・ネガティブ

どれも、表裏。


言い方一つなのかなとしみじみ。。



心理戦も駆け引きもあるんで、蹴落とすという感が否めないけど、

個性のぶつかりあいと、デザイナーとして独立したいって意気込みはすごい!



サバイバル

 

です。


ほんと。




優勝者は、ジェイ。(詳しくはサイト を見てくださいな)




優勝した理由がまたうなずけるもののでした。



【外からの影響を全く受けていない、彼の内面から出たそのもの】




ジェイは、カーラ・ソーンという映画の衣装デザイナーと残ったんだけど、(ファイナリストはもう一人いて、計3人)

彼女はハリウッドで仕事として衣装デザインをしてきたので、何というか、、完成されているんですよねぇ。



素人目には、どっちもすごいんだけど、

カーラの作品は【ゴージャスで、心地よい洋服】で、どこかで見た安心感のあるもの。

審査員の一人で、女優さんが言ってたけど、「レッドカーペットでも着れるし、着たい」という作品。


今回のコレクション12着も、観た映画からインスピレーションを受け、自分なりに解釈を深めたもの。



でも、ジェイの作品は、ぱっと見れば「ああ、ジェイの作品だ」とわかる。

個性が強いから、うーん。と思う人もいるとは思うけど。。



審査員は作品(仕事)は完璧、縫製も、仕事をするときの冷静さも持ち合わせている。

デザイン業界でやっていく全てを身に着けているカーラと、個性のジェイで迷い・・・




総合的に満点より(一般受けするよりも)、デザイナーとしての発展性(デザイナーの個性・感性)を重視したのかな。



ジェイそのものから生まれたデザインだから、

完全に


【オンリーワン】



なんですよね。


オンリーワンを極めるとナンバーワンになる。。

私はどっちも必要だと思う。


ちなみに、私は【世界で一つの花】は好きではないです。。

オリジナリティは非常に大事だけど、オンリーワンがまず大事というのなら、あまりに個性がないんじゃないかと思う。


個性があり、その上で、その人なりにナンバーワンを目指すというか、

【志】というか、【目標】は必要だと思う。


向上心は常にないと磨かれないし。。

話がそれてしまった・・・


実は、ジェイという人はアマチュアなんです。(それで優勝したんだからすごい!)



感性とそれを形にできる才能。。あとは、環境かな。

(お父さんはセメントで土管(?)を作ってて、そのデザインもやってて、お母さんは裁縫が得意)



他のデザイナーの悪口や、不満も言うけど、おおらかで、何か憎めないタイプで

やんちゃ坊主って感じ(笑)


明るくて、ムードメーカー的なものを持ってるのが伝わってくるんですよね。

まぁ、TV番組なので、どこまで本当かは分からないけど・・・


でも、いい人なんじゃないかなと思うことはいくつかあった。



先週の特番のとき、

みんなから嫌われている「ウエンディ」とい女性デザイナーの子供の写真に、いたずら書きがされたときがありました。

(ひどい意地悪ですよね)


その話が上がって、

一人のデザイナーの女性が「自分でやったんじゃないの?」といやみを言ったんですよ。



そしたらジェイが、

【そういうことは絶対に言っちゃいけない、君は人として最低だ。

 それに今日は最初から人にあたってばかりだ、何が不満なんだ?】



すごい!この人、すごい、いい人だ!と思い・・

今度は、その「ウエンディ」が彼女の家族に見せていた表情を見て、彼女への見方を変えたんですよ。



彼女が嫌いで、嫌がってたのに彼女のとある一面を見て、考えを変えたんです。

(もう一人のファイナリストのカーラは、同じ部屋にいるのに、口もきかず、いないフリを通したんだけどね。

 ウエンディも身から出たサビなんだけど・・・)
 

それでもジェイは、見方を変えた。

柔軟性があって、自分を持ってる人なんだなぁって。


普通、なかなか方向転換できないじゃないですか??

(こないだまで「これがいい」って言ってたじゃん。うそつきー、とか浮気ものーとか言われたりするんで)


今まで【絶対にこう!これが好き】と思っていても、

あたらな情報を得てそちらがいいと思った瞬間から【こっちもいいな、うん、そうだ】と周囲に言える。



でも、その思い(意見)を変えたからといっても、自分の本質が変るわけではないから、言えるんですよね。





【自分を表現するのは、自分の「内」からふつふつと出てくるもの】

と改めて認識できた番組でした!

文化の違い、服のデザインや仕立ての過程、モデルのこと、ショーのこと。

いろんなことを知るいいきっかけだった。


来週は、ファッションウイーク後の、特別番組をやるので楽しみ!!

先週は、すでに落選してきたデザイナーも集まって総集編やインタビューNG集などをやっててこれも面白かったです♪