さすがに、腹が立つ。 | あしたかよしのぶの本音

さすがに、腹が立つ。

今日は、二つ。

こんなニュースが流れては、黙っていられない。


一つ目は、勿論、私 足高自身に関係もある「尖閣問題」。

昨日、9月7日10時15分頃、尖閣諸島久場島沖に中国のトロール漁船が領海侵犯し、日本の海上保安庁の巡視船の停船命令も聞かず、体当たりを行い逃走しようとして、拿捕された事件で、このことは周知のことと思う。

それに対する日本政府の対処、およびマスコミの反応に腹が立つ。

日本政府は、仙石官房長官がコメントで、「中国政府に抗議と遺憾の意を表した。日本の世論も冷静に。」とコメントした。

マスコミも、例えばテレビ朝日の報道ステーションでは、「外交問題にならないように望む。難しい問題だから、両国で話し合って・・・・・。」などというコメントをしている。

尖閣諸島は、日本領なのかどうか、はっきりした対処が必要だろう。

中国との外交問題を怖がって、全て問題の先送り。

中国との友好を大事にするのは、当然のことであり、誰も異議は唱えないだろう。

だけど、友好を大事にすることと、相手国に主張を全て受け入れることとは、全く違う次元の問題ではないだろうか。

事なかれの政治家、中国利権に汲々の政治家。

省益優先の外務官僚、揉め事・仕事をしたくない外交官。

国益より、目の前にある中国ビジネスしか見えない経済人。

そして、ジャーナリズムを捨てたジャーナリスト。

腹が、立つ。


二つ目は、鈴木宗男裁判。

鈴木宗男が、清廉潔白な代議士だと思っている人間は、まあ、滅多にいないだろう。

だけど、彼が本当の意味で逮捕され、有罪となるとしたら、けち臭い「やまりん」などではなく、「沖縄利権」であり「同和利権」であるべきであろう。

それは、多くの人間が周知のことである。

それを、密室の真偽も不確かな供述だけで最高裁が門前払いの判決。

鈴木宗男が、現在、「官房機密費の開示」を求めているだけに「厚労省 村木事件」や口封じに逮捕された「三井 環事件」とのアナロジーを想起させる。

最高裁を始め司法が、検察の走狗に成り下がり、政治さえもその支配下におく状態、つまり検察の恣意的な判断で「誰をつぶし、誰を生かす。」ということが行われることが常態化していることが追認されるようになれば、この国の将来はどうなるのだろう。

官房費問題、ジャーナリストへの裏金問題、記者クラブ制度への戦いを挑んでいる上杉隆氏も、そのうち逮捕されるのだろうか?

わが友人、大川興行大川豊総裁も「記者クラブ制度」に戦いを挑んでいるだけに危ないかもしれない。


健全な民主国家は、たとえ気に入らない意見でも、聞き入れる程度の自由、度量がなければ、もはや民主国家を名乗る資格はない。

私は、古臭い保守的リベラリストだと自覚しているので、本音で、思う。

このままいくと、80年前の「革新青年将校」が「検察特捜部」として復活する。

実際、そんな日本に住みたいと思いますか。