民主党、総裁選について思う。 | あしたかよしのぶの本音

民主党、総裁選について思う。

永らく、ブログ更新をサボっていました。

暑くって、厚くって、夏ばて状態で、とてもブログを書く気力が失せていました。

元々、このブログ、私の参議院選挙出馬に合わせて、自分自身の心情を、余すところなく吐露することを目的に立ち上げたものです。

何しろ、他の政党は知りませんが、「たちあがれ日本」では、党の政権公約やアジェンダ(そんなものあったっけ?)は元より、政策作成の意見交換の場もなく、ただ参考資料が党本部から送られてくるだけで、あの一番楽しみにしていたNHKの政見放送の時間さえ、何の相談もなく候補者の枠を取り上げられてしまったもので、候補者は「ただの人数合わせのロボット」扱いでした。

職業としての特権階級の地位である政治家を目指していたわけではない私としては、そんな状態に我慢が出来るわけもなく、自由な発言の場を、このブログに求めた次第です。

それでさえも、修正や削除を、党本部から要求された訳ですが。


だから、本来、私の書くテーマは大別すれば二つあるわけです。

一つは、ゆわゆる政治信条。今まで書いてきたようなテーマでしょう。

二つ目は、医薬品販売の制度改革にかかわってきた者として、その問題点の提議、告発などを始めとする厚労省との戦いの報告。同じく、知的障碍者施設を運営する者として、やはり実情を無視した厚労省を始めとする権力に対する告発と対策の提案の場、そしてマスに対する啓蒙。


今日、夏バテにもかかわらず、これだけは!!

民主党党首選挙で、誹謗・中傷を菅首相を始め菅グループが繰り広げていますが、こんな下品なバカな真似はやめてもらいたい。

参議院候補時にも、何度も書きましたが、あの当時、安倍信三議員も、平沼赳夫議員も、与謝野馨議員も、また桜井よしこさんも、当然ながら谷垣総裁も、「この日本をどうするか」ということではなく、小沢一郎批判、鳩山由紀夫批判、菅直人批判に終始していました。

惨めでしょう。

それまでの政権、政策、全てに責任のある人間が、自分の責任には口を閉ざして、個人批判に走る。人間として、最低の行動で、反吐が出る。

まして、今後の現実的な提言をすることさえ(能力的or立場的)出来ないため、紋切り型の個人攻撃に終始する。頭がないなら、政治家でいること自体、犯罪行為ですよ。

菅さん、そして仙石、枝野、前原、野田佳彦各氏、みっともない真似はやめて、国民に「明るく信じられる日本像」を提示してほしい。

それは、小沢さんには無理な注文なんだから。


今の民主党のままならば、私が選挙前から危惧していた民主党の弱点が100%露呈してしまっている。

それは、現実を知らないアマチュアの政治少年たちが、マニュアル通りの言葉を振りかざし、官僚たちの書いたマニュアル本に引きずられていく姿である。

自民党の議員たちは、たとえ知識はなくとも、本能的に官僚のウソを嗅ぎつけ、利権にしようとした。利権にならないときは、ヤクザだから、国民の側に立った振りをして、官僚に難癖を付けたりして、官僚に嫌がられたりしていた。

それに比して、民主党の少年少女は、教科書の知識だけはあっても、実社会経験が少ないもので、官僚からの虚偽、適当な情報操作で何でもだまされ、言いなり状態。

これじゃ、どうしようもない。


政治家に求めるものは、善玉・悪玉的な勧善懲悪的時代劇ではなく、この国を、この国民を「どれだけ、結局、ハッピーにするか」という、結果である。

今、国民の求めているのは、田中角栄的政治家ではないだろうか。