入院中に難聴疑いがあると告げられたため、私1人で医師の説明を聞きました。
少し落ち着いてから、夫に電話で伝えます。
娘の時のことを考えると、夫に伝えるのはとても億劫な作業です。
また障害があったら産まない方が良かったなどと考えるのではないか。
自分だけ辛いアピールが始まるのではないか。
考えても仕方ありません。
ストレートに伝えました。
「耳の検査がクリアできなかった。聾ではないけれど難聴があるかもしれない。今後詳しく検査してみないと分からない。」
子供が無事に産まれて浮かれている夫はこう答えます。
「そうなの?少しは聞こえているの?人間生きていたら病気の一つや二つあるんだから。その分僕たちが支えてあげればいいよ。」
このセリフは他の方が聞いたらどういう印象を受けるのでしょうか。
また酷いことを言われるのではないかと心配していた私は一瞬安堵しましたが、違和感を隠しきれませんでした。
悪い未来が確実に待っていた娘の時にはそんなことは一度も言えなかったのに。
娘のとこを2人で乗り越えた、だから私たちなら大丈夫、とでも言いたげなその様子に腹が立ちました。
完全に被害妄想です、すみません。
難聴はそれ自体が命に関わるような病気ではありません。
他に病気がなければすくすく成長はしていけるはずです。
そういう先が見えるときは調子の良いことを言うんだな、と思いました。
もちろん夫のことは好きです。仲も良いです。
でも子供を通して新たに知る夫の一面が多過ぎて、戸惑っていることも事実です。