娘を産んでから、毎日病院へ通う日々。

 

娘の状態は良くなったり悪くなったりを繰り返していましたが、少しでも安定することを願いながら自宅へ受け入れる準備を進めていました。

その生活リズムが私にとって日常になりつつありました。

 

しかし、そんな日々は長くは続きませんでした。

 

その日は突然やって来ました。

 

その日、前日の娘の状態が安定していたため、友人とお茶をしてから面会に向かいました。

 

病棟内はいつもと変わらない雰囲気。

すれ違うスタッフの方々は穏やかに挨拶してくれます。

その様子は、あぁ娘に特に大きな変化は無かったんだなと私に知らせてくれます。

 

しかし娘の顔を見た時、すぐにその変化に気づきました。

 

呼吸がおかしい。

こんな呼吸見たことない。

 

でも人工呼吸器のアラームもなっていないし、娘の顔色もそこまで悪くはない。

鼻の管からミルクを注入しているから、朝のミルクもきちんと消化されていたのだろう。

 

でも絶対にいつもと違う呼吸をしている。

 

今日担当の看護師さんが穏やかに挨拶してくる。

いつもなら娘の状態に変化があった時はすぐに「ママ、今先生が来て詳しく説明するからね」と言ってくれるが、全くそんな気配がない。

このおかしい呼吸に気づいていない、、?

 

自分から聞いた方がいいか、いや、なんて聞こう、、、

「呼吸おかしくないですか?」だとクレームみたいに聞こえないかな?

うーん、、、

 

「この状態でもミルクの消化って出来ているんですか?」

となんとも分かりづらい遠回しな表現をしてしまいました。

とりあえず、体調悪いですよね?、と伝えたかったのです。

 

最初看護師は「どういうこと?」と不思議そうな顔をしていましたが、私が娘の呼吸している様子を指さしながら伝えたので、数秒娘の顔をじっと見ます。

 

すると、その呼吸の変化に気づいたのか、すぐに

「ママ、ちょっと待ってて。先生に連絡してくる。」

と慌ててベッドから離れて行きました。

 

それから主治医の先生がベッドサイドに来るまでそう時間はかかりませんでした。

 

 

 

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