退院に向けて娘へのケアを練習したと前に記載しましたが、慣れない処置で中々最初はスムーズにはいきませんでした。
特に夫が。
ケアの中でも吸引が特に怖かったようで、最初は「〇〇(私)がやってよ。僕より慣れているから娘ちゃんもそっちの方がいいでしょ。」と何度も言っていました。
吸引は娘も苦しさが伴う処置なので、抵抗があるのは分かりますが、避けられない大切な処置です。
もし退院後、私がお風呂に入っている時に娘に痰が詰まりそうになったら夫が吸引をしなければなりません。夫が吸引をスムーズにできるようになるのは退院の絶対条件なのです。
とは言っても怖い気持ちもわかるし、どうしようかな、、
「やらなきゃいけないんだからちゃんとやってよ!!」と怒るのも違うしな、、、
どうしたらもっと自分から積極的に手技を習得しようと思えるかな、、、
うーん、うーん、、、
と、考えていると、、
私と夫の前に師長さんが現れてにっこりと一言
「安心して。退院近づいてもまだ出来なかったら、私が教えてあげるから。」
夫の顔が引き攣っているのが分かりました笑
師長さん、もちろん患者家族にはとても優しいですが、スタッフには対してはとても厳しい対応をしているところを良く見かけます。
夫も恐れ慄いています。
「どうする?今私と一緒に練習する?それとも後で師長さんと一緒にやる?」
と夫へ確認すると
「・・・〇〇(私)でお願いします。」
と半泣きで答えていました笑
そこからの夫の成長は凄まじかったです。
師長さん、ありがとう。