義姉から話を聞いた私は、なんとも悲しい気持ちになりました。
病気の娘、1年以内に亡くなってしまう娘、決して普通の子と同じようには生きられない娘、、、
ですが、私にとっては紛れもなく可愛い娘なのです。
娘が生まれた嬉しい気持ち、娘のためにつけた可愛い名前、自分たちより先に逝ってしまう悲しい事実、私は家族と身近な友人には話していました。
もちろん同じことを強要するつもりはありませんが、事実を伝えることはごく身近な方への礼儀でもあると思っています。
両親にとっては孫であり、兄弟にとっては姪です。
以前夫は
「子供に病気があると出来ないことの制限が多くなり、自分たちの人生の妨げになってしまう」と言ったことがあります。
夫にとって娘は、自分の人生の妨げになるものであり、話題に出してほしくない存在なのだろうか。
私は義姉に報告が遅れたことを謝罪し、娘に関することを話したり写真を見せたりしました。
義姉は
「あら、とってもぷくぷくで可愛いじゃない!」
とニコニコ話を聞いてくれて、私の悲しい気持ちが少しだけ楽になりました。