母が面会に来た時、久しぶりに夫や病院関係者以外の人と直接話したことに気が付きました。
ここから少しずつ、本当に少しの人たちだけですが、
面会時間以外の時間で軽くお茶をしたりするようになります。
もちろん出産後であるため娘の話は避けられません。
なので、娘のことを話せる、ごく身近な知人・友人だけです。
誰かと会話するだけで、とても晴れやかな気持ちになります。
ある日、義姉(夫の兄の奥さん)と会う機会がありました。
あまり2人であったことが無かったので、緊張しながらも誰かと話せる機会なのでとても楽しみにしていました。
顔を合わせた時に、「よく頑張ったね」と優しく言ってくれて、なんだかその一言だけで涙が溢れてきました。私の気持ちを考えて、慎重に言葉を選んでくれたのだと思います。その優しさが滲み出ていました。
その後はカフェでお茶をしながら沢山娘の話を聞いてくれました。
すると衝撃的な一言を言われます。
「ところで、赤ちゃんの名前は?写真とかあるの?」
・・・・・!!
この時、生まれてから2ヶ月ほどは経っていたと思います。
「夫から何も聞いてないですか!?」
ビックリしすぎて固まってしまいました。
義姉が知らないということは、義兄も知らないということ。
兄弟にそんな大事なことを教えないことってありますか?
義姉曰く、義兄が夫に何を聞いても「もう多分無理だから。そんな状態じゃないから。」と曖昧にはぐらかされて詳しく話が聞けなかったそうです。