足尾歴史館その後①
半年前の5月に、足尾歴史館の開館のことをお知らせしましたが、一休みして今回は、住民たちが自主運営するこの歴史館のその後を、経過報告いたします。
会館4ヶ月目の8月下旬に、入館者数は2500人を突破。11月3日には4000人に達しました。
見学者をボランティアでガイドする館員の便りによれば、明治30年の公害防止工事の大きなパネル写真は、大変インパクトがあり、ほとんどの人が驚くということです。
この工事が、大変な人手と大金を投じたことを始めて知らされるのですから、当然だと思います。
副館長の池野さんからのメールによれば、たいがいの人が、「今まで考えていたのと全く違った。」、「見方が変わった。」、「感動した。」、「意識が変わった。」といった感想を言うそうです。
明治の写真師・小野崎一徳の写真は実に見事で、当時の足尾銅山の真実を100年後のわれわれに、直説伝えてくれるからでしょう。
中学・高校の歴史の先生の集まりである、「全国歴史研究会」のメンバーも来館したそうですから、教科書の記述もいずれ訂正の動きが始まると思います。
8月下旬には、ホームページ「伝えたい、足尾銅山の光と影。足尾歴史館」
が開設されました。その中にある掲示板には、「私の足尾観は180度近く変えさせられました。」と言うコメントも入っています。
とにかく、一度アクセスしてみてください。
前回の記事に「無題」というタイトルのコメントが入りました。
私としては、ありがたく拝聴いたしますが、「そうですか」という返答しか出来ませんので、ご了解ください。