今月5日 土曜日 かでるホールに於いて三曲協会 今年最後の演奏会が開催されます

私共 あしの会は「玉川」を演奏させて頂きます。
私は歌と三弦を、お弟子さんがお箏を、尺八は夫の山下静山。
この会は毎年この時期に催されますが、ここ7年前位からは一曲の人数は最小限にすること、暗譜で演奏すること、という大先生の発案により名称も「古典会」から「古典鑑賞会」へと変わりました

札幌では昔から山田流の方々は常に暗譜で演奏され、生田流はリサイタルなど特別な会以外は譜面を見て弾くのが普通です。
以前完全な古典畑の先生がいらっしゃって、何時もその先生だけは暗譜で演奏していらっしゃいました。
生田流は現代曲が次々出て来てじっくり古典を暗譜する時間がないからのでしょうか、、、?
私も先生から暗譜する様に言われた事は一度も無く何十年も楽譜を見ての演奏を続けて参りました

古典は一曲20分は当たり前で、しかもクラッシックの様に繰り返しはありませんので、全曲 歌と手を覚えるだけでも時間を要しそれから合奏に又時間を要し、、、と

でも大先生の発案が無ければ譜面を見て弾くと言う楽な演奏で私のこの道は終わっていたと思います。その先生に感謝いたしております🙏
一対一で長い一曲を暗譜で演奏するのはとても怖いことですが、もう少しこの試練を受け入れ、江戸時代から受け継がれて来た日本伝統の曲をしみじみと感じられる様に日々精進して参りたいと思っております


