あしのふくだ

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足や靴、インソールについて思ったことを書いていきます。

テスト

おはようございます。ふくだです。

 

オーダーメイドインソールでの問い合わせであるのが、「保険適応で作れますか?」というものです。

 

義肢装具士の資格はあるので可能ですが、病院の先生からうちで作ってもいいよという許可がないと適応になりません。

 

 

病院で保険適応で製作すると、インソール代の7-9割が戻ってきます。保険の種類などにもよりますが、例えば30,000円のインソールだと自己負担が3,000円~9,000円で自分だけのインソールができます。とてもお財布にやさしい。

 

 

インソールを保険適用で作製した際の払い戻しの手続きの一般的な流れを説明します↓

  1. 医師の診断と処方 医師の診断を受け、インソールが必要だと判断された場合、処方箋を発行してもらいます。
  2. 適切な医療機関や義肢装具製作所での作製 処方箋を持って、インソールを専門に作製する医療機関や義肢装具製作所に行きます。
  3. 費用の支払い インソール作製の費用を一旦全額支払います。
  4. 領収書と明細書の受け取り 支払い時に領収書と明細書を必ず受け取ります。これらは払い戻し申請に必要です。
  5. 保険者への申請 加入している健康保険の保険者(健康保険組合や全国健康保険協会など)に払い戻しの申請をします。通常、以下の書類が必要です:
  • 療養費支給申請書
  • 医師の診断書または処方箋のコピー
  • 領収書
  • 明細書
  1. 審査と払い戻し 保険者が申請内容を審査し、承認されれば指定の口座に払い戻し金が振り込まれます。(平均2-3か月後)
 
 
義肢装具士の私が思う保険適応のメリット
 
・金銭面
普通にお店で作るより安くできます。以上。
 
・いろんな人の意見やアドバイスが受けられる
医師、義肢装具士、理学療法士などの専門家からの意見がもらえて勉強になります。
 
 
義肢装具士の私が思う保険適応のデメリット
 
・手続きの複雑さ
書類等を持って窓口に行くなど手間がかかります。(郵送の方法もあります)
 
・義肢装具士に当たりはずれがある
全員が全員足や靴、インソールに精通しているわけではありません。新人でもベテランでもインソールの値段は変わりません。
 
・選択の制限
保険の性質上、素材やデザインなど使えないものが出てきます。
 
・早くもらえない可能性がある
急ぎではない場合は、基本的に次の来院時か1週間後などが多かったです。早くほしいときは先生に相談すると、製作を急いでくれる場合もあります。足痛いから早くほしいですよね。
 
 
それなら自費の方がいいのかというと、そこもまた難しいとこですね。お店の人との相性もありますし、行ってみないとわからないところがあります💦
 
ネットや口コミのレビューや、そのお店などの情報収取や実際のお問い合わせをおすすめします。
 
自分のインソールを製作してほしい義肢装具士にお願いしても、病院の先生がOKしなければ安くは作れません。今の日本はそういう制度です。
 
 

ではまた。

 

 

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こんにちは。ふくだです。


年を重ねるにつれて、私たちの足は様々な変化をしていきます。特にシニア女性の方々にとって、足の健康は快適な日常生活と転倒予防の鍵となります。今回は足の健康維持のための義肢装具士視点からのアドバイスと、適切な靴選びやインソールの重要性について書いていきます。


・加齢に伴う足の変化

まず、シニア女性の足によく見られる変化を理解することが重要です:

1. アーチの低下:足のアーチが低くなり、扁平足の傾向が強まります。


2. クッション性の低下:足裏の脂肪パッドが薄くなり、衝撃吸収能力が低下します。


3. 皮膚の乾燥:皮膚が薄く、乾燥しやすくなり、亀裂や傷ができやすくなります。


4. 爪の変化:爪が厚くなったり、変形したりすることがあります。


5. 関節の柔軟性低下:足首や足指の動きが硬くなります。


これらの変化は、歩行の安定性に影響を与え、転倒リスクを高める可能性があります。


・適切な靴選びの重要性


足の健康維持と転倒予防には、適切な靴選びが不可欠です:

1. フィット感:つま先に十分なスペース(1-1.5cm)があり、かかとがしっかり固定される靴を選びましょう。


2. ソールの厚さと剛性:適度なクッション性と安定性を兼ね備えたソールが理想的です。


3. ヒールの高さ:低めのヒール(2.5cm以下)が安定性を提供します。


4. 素材:通気性のよい素材を選び、足のむくみに対応できるものが好ましいです。


5. 靴ひもまたはマジックテープ:調整可能な締め具は、足のサイズ変化に対応できます。


・インソールの活用

インソールは、既製の靴をカスタマイズし、個々の足の特徴に合わせたサポートを提供する重要なツールです:

1. アーチサポート:扁平足や高アーチの方に適切なサポートを提供します。


2. かかとクッション:衝撃吸収能力を高め、かかとの痛みを軽減します。


3. 前足部クッション:前足部の圧力を分散し、足の疲れを軽減します。


4. 素材選択:メモリーフォームやジェルなど、快適性を高める素材があります。

カスタムメイドのオーソティックインソールは、あしのふくだでも作成でき、個別の足の問題に対応できます!


・日常的なフットケア

靴選びやインソールの活用に加えて、以下の日常的なケアも重要です:

1. 定期的な足のチェック:傷や変色がないか、毎日確認しましょう。


2. 保湿:かかとや足の甲の乾燥を防ぐため、定期的に保湿クリームを塗ります。


3. 爪のケア:爪を適切な長さに保ち、深爪を避けます。


4. 足の運動:足指の曲げ伸ばしや、足首の回転運動を行い、柔軟性を維持します。


5. 適度な歩行:毎日の適度な歩行は、足の血行を促進し、全身の健康にも良い影響を与えます。

・ 転倒予防のための環境整備

足の健康維持に加えて、生活環境の整備も転倒予防には重要です:

1. 家の中の整理整頓:つまずきの原因となる障害物を取り除きます。


2. 適切な照明:特に夜間のトイレ移動時など、十分な明るさを確保します。


3. 手すりの設置:浴室やトイレ、階段に手すりを設置し、移動時の安定性を高めます。


4. 滑り止めマットの使用:浴室や玄関など、滑りやすい場所に滑り止めマットを敷きます。


・まとめ

シニア女性の足の健康維持と転倒予防には、適切な靴選びとインソールの活用が欠かせません。同時に、日常的なフットケアや環境整備も重要です。これらの取り組みを通じて、快適で安全な歩行を維持し、活動的な生活を楽しむことができます。足の健康に不安がある場合は、足の専門医や理学療法士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、個々の足の状態に合わせたより適切なケアが可能となります。長く自分のやりたいことをできるように心がけましょう。

 

 

ではまた。

 

 

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こんにちは。ふくだです。

 

皆さんは靴を選ぶときに靴底をチェックしていますか?

靴底は歩行や姿勢についていろいろな影響を与えるので、今回は、靴底の重要性と、その構造や素材が私たちの歩行にどのような影響を与えるかについて、専門的な視点から深掘りしていきます。

 

 

・靴底の科学:快適さと機能性の秘密

靴を選ぶとき、多くの人はデザインや上部の素材に注目しがちですが、実は靴の性能を大きく左右するのは靴底なのです。


・靴底の基本構造

一般的な靴底は、以下の3つの層から構成されています:

1. アウトソール:地面と直接接触する最外層
2. ミッドソール:クッション性を提供する中間層
3. インソール:足裏と直接接触する最内層

これらの層が協調して働くことで、快適な歩行と足の保護を実現しています。


・アウトソールの役割と素材

アウトソールは耐摩耗性とグリップを提供する重要な役割を担っています。主な素材には以下のようなものがあります:

- ラバー:最も一般的な素材で、耐久性とグリップに優れています。


- EVA(エチレン酢酸ビニル):軽量でクッション性が高く、ランニングシューズなどに使用されます。


- PU(ポリウレタン):耐久性と柔軟性のバランスが良く、ビジネスシューズなどに使用されます。


アウトソールのパターンも重要で、凹凸や溝の配置によってグリップや排水性が変わります。例えば、ハイキングブーツでは深い溝が泥を逃がし、スリップを防止します。


・ミッドソールの重要性

ミッドソールは衝撃吸収とエネルギー返還の役割を果たします。主な素材には:

- EVA フォーム:軽量で柔軟性に優れていますが、経年劣化しやすい。


- PU フォーム:EVA より耐久性が高く、長期的なクッション性を維持します。


- 新素材(例:アディダスの Boost、ナイキの React):高いエネルギー返還性能を持ち、運動効率を向上させます。



ミッドソールの硬さも重要で、硬すぎると衝撃吸収が不十分になり、柔らかすぎると安定性が低下します。用途に応じた適切な硬さの選択が求められます。


・靴底と歩行力学

靴底の設計は、歩行時の力の伝達や足の動きに大きな影響を与えます。例えば:

- ヒールトゥドロップ(かかとと前足部の高低差):ランニングフォームや着地の仕方に影響します。
- ロッカーソール:前後に丸みを帯びた形状で、スムーズな踏み出しをサポートします。
- シャンク:靴底中央部の硬い補強材で、足のアーチをサポートし、捻じれを防ぎます。

これらの要素を適切に組み合わせることで、用途に応じた最適な靴底が実現されます。


靴底は単なる地面との接点ではなく、私たちの歩行や立位姿勢に大きな影響を与える重要な要素です。素材、構造、デザインの進化により、今日の靴底は高度に機能化されています。靴を選ぶ際は、自分の足型や使用目的に合わせて、靴底の特性にも注目してみてください。適切な靴底の選択が、快適な歩行と健康な足づくりの第一歩となるのです。

 

ではまた。

 

 

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