TNRはかわいそう

耳カットはかわいそう



そんな言葉を聞くたびにがっかりします。



野良猫は自然のままがいい



不妊手術断固反対の高齢餌やりさんとの会話の中での言葉です。



自然にしていたから増えてしまったわけで、増えたら今度は近隣住民の方とのトラブルに発展(そりゃそうだ)。

嫌われ者になるのは猫たちです。



残念ながら不妊手術の徹底でしか不幸な野良猫は減らせないというのが現状です。



みんな保護できるわけでもないし、増えて悪者になった猫たちは居場所を追われたり虐待されたりという負の連鎖が起こり始めます。



子猫が産まれてくるのが楽しみ

と言いながら、猫風邪でどんなに酷い状態でも放置。

カラスやトンビに襲われ瀕死の状態でも放置。

たくさん産まれ、たくさん死んでも【自然】。

そして文句を言われたら捨てる。

ある程度成長すれば見向きもしない。



こんな身勝手な餌やりがトラブルを誘発し、疎まれ嫌われる猫を生み出しています。



置き去りにされご飯を食べられず、車の下で行き倒れ、ただ死を待つだけだった子


元々の首輪の色も被毛の色もわからないくらいぼろぼろになり彷徨い死んでいった子


やせ細り、首輪がたすき掛けになり大怪我を負った子


未去勢オス同士のケンカで致命傷を負い亡くなった子


発情期に遠くまで遠征し事故に遭った子



今まで数え切れないほど助けられなかった猫と出会いました。

不妊手術をしていれば失わずに済んだであろう命もありました。


あの子たちの死に顔は何年も経った今もしっかりと目に焼き付いています。



簡単に遺棄する人間もですが、不妊手術をせずに増やしている人間も【不幸に死んでいく】猫を増やしているという事をご理解いただきたいです。



本当に猫たちの幸せを願うならば不妊手術をして増やさない努力をしてください。

捕獲の協力もするし、搬送もするし、協力してくださる獣医さんも紹介します。



苦しんで苦しみ抜いて死んでいった子を見てないから、関わってないから

TNRはかわいそう

耳カットはかわいそう

なんて言葉が出てくるんだと思います。



耳カットもそう、カットがなければまた不要な麻酔のリスクに晒され、お腹を開けられるかもしれない。

耳カットは不妊手術を受け、誰かが気にかけている証拠です。



自分の承認欲求を満たせば良い、自己都合だけの餌やりは短い命を懸命に生きなければならない猫を増やすだけです。



捨ててもどこかでご飯を食べられるだろう



そんな都合の良い話はないし、今を生きる野良猫たちは易々と餌場を共有したりしません。



ご飯をあげるならば、その猫への責任が発生します。

餌やりと不妊手術はセットです。

餌やりの一歩先の

増やさない愛情

かけてあげてください。



手術絶対反対派の餌やりさんとの交渉はまだまだ続きます。



 

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知ることで救える命があります