猫たちのお口の中って見たことありますか?
かわいく揃った前歯に鋭い犬歯、その奥の歯まで見るにはガーッと口を開かないと見れないですが、大人しい子ならばぜひ開いてみてください。
見せてくれない子はあくびのタイミングで写真を撮るようにしています。
逆光でよく見えない写真になってしまいましたが、拡大して確認することができます。
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猫って腎臓も弱い生き物ですが、TNRをしていると歯がダメになっている猫たちにも多く出会います。
特に十分な栄養も取れず、何かしらのウイルスを持っている子では、口内環境悪化の多さが顕著に現れます。
口腔内が怪しい子は手術の時に一緒に診ていただきます。
口元が曲がり、ご飯を食べるのも水を飲むのも痛そうにしていた猫。
口内環境の悪化で毛繕いも出来ず、毛はバサバサでした。
不妊手術の麻酔下で抜歯もお願いしました。
この猫は痩せた歯茎のせいで犬歯が曲がってしまい、上顎に突き刺さるという痛々しい状態でした。
さらに奥歯は歯が露出するほどでしたので抜歯をしていただきました。
猫は歯がなくてもカリカリも食べます。
むしろグラグラして食べる度に痛かった時に比べたら、痛みがなくなった方がストレスなく良く食べられるようになります。
この猫はそれほどでもありませんが、歯周病が進み歯茎が真っ赤に腫れ、歯肉炎になっている猫は結構多いです。
口臭が強かったり、舐められると異常に臭かったり、カリカリをよくこぼす、前脚で顔を掻くような仕草をする、水を飲んでもギャっ!と言うなど、口内環境の悪化を防ぐには猫たちの小さな変化も見逃さないようにしてあげたいです。
白っぽい猫ならば、よく舐める脚先や大腿骨あたりが赤茶色く変色している外猫も見かけます。
抜歯は麻酔を使った処置なので、年齢的に麻酔のリスクが高まる前に気をつけてあげたい病気の一つでもあります。
若齢でも歯周病が進んでしまっている猫もいて、3歳で初めてのスケーリング時に抜歯となった猫もいます。
歯周病は放置して良い事は何もありません。
酷い子だとほっぺたに穴が開いてしまっている猫もいるくらいです。
心臓病を引き起こすこともあるそうです。
おうちの猫さん、外猫さんに気になる症状があれば早めに受診されて獣医さんによくよくご相談されてみてくださいね
食べることは生きること
いつまでも健康に
ご飯が食べられますように
わたしゃ歯が1本も残ってないけど毎日カリカリを食べて元気いっぱいじゃ!
byチャーミー
ボクも抜歯を頑張ってきました
おやつにササミもらいました。
byキジくん
Via:ビルバック社HPより
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