弟くん、昨日は学校欠席です。


朝から浮かぬ顔で、お腹痛いと言おうかなどうしようかなと迷ってるような様子…。



じっくり、あの手この手で聞き出してみたところ


「SDGsの発表がある。みんな2学期に終わっている。うまくまとめられなかったし、みんなのとは違う気がする。自分の納得できるものではないのでみんなに見せたくない」


というようなことを教えてくれました。


「イヤだからって逃げるわけには行かないし、それで学校休むのって、どうなの?行きなさい!」

以前の私なら絶対にそう言っていたし、今回も最初は言った。


言っているうちに兄は苦しかったよねと思い出し…

もう二度と繰り返してはいけない。


とりあえず、弟くんが気持ちを素直に話してくれて嬉しかったことを伝えなくちゃ!

「正直に話してくれて嬉しかったよ」

と言ったら、泣き出した。

あ、やっぱり苦しかったよね。


無理に学校へ行かせることはないんだ。

本人のそのままの気持ちを学校へ伝えようと、欠席の連絡を入れた。



あー。

我が家の学校へ行かせなければならないハードルは、とても低くなったな。

でも、それでいいんだと思う。

イヤなことから逃げるのではなく、

イヤなことを解決するための一つの手段のはず。

学校が全てではない。



折り返し、担任から連絡があり

「もう2学期に評価はついているので発表なしでも大丈夫ですよ。頑張って取り組んでいたのは知っていますし」


本人がSDGsの学習を頑張っていたのは私も知っていたけど、担任もちゃんとわかってくれていたのか。


では、発表したくないのは何が問題なのか。



「みんなとは違う気がする」

ここか?

まとめ方がわからなかったんじゃないのかな?


「こんなふうにまとめましょう」という例はあると言っていたが、おそらく自分の言葉ややり方でまとめたかったに違いない。


一人一人にあった学習の仕方やまとめ方を公立中学に求めるのは間違っているのだろうか…。

でも思い切って担任に言ってみた。

「私には発表のまとめ方まで指導はできません。先生方に、その子にあったまとめ方の指導をお願いしたいです」と。

「2年生でも発表の学習はありますので、申し送りします」

と返事をいただいた。

みんな同じじゃなくていいし、例どおりにできなくてもいいんだって先生方も弟くんも思ってくれたらいいな。


担任の先生が理解のある方だと思うし、

伴って、学校自体も変化してきてると感じるのは

こういうところです。


私もハードル低くなったし…。




夜、

「明日はイヤな授業はない?大丈夫?」と聞いたところ、

「頑張ってみるよ」

と。


「頑張ってみるよ」と言わせてしまったなー

それはそれで複雑です。


頑張ってほしいけど、無理はしないで。そのまま頑張り続けなくてもいいんだから。



最近、お気に入りの「お文具さん」というYouTube動画があるのですが、

「がんばらないことをがんばる」と言ってました。

お文具さん、奥が深い。