概要版にしたい理由の1つに、
いじめが事実なのか明確ではないというものがあります。
教育委員会も調査員も警察ではないので、捜査権があるわけではありません
と言われました。これが、うちの場合、どこに響くかというと……。
調査員が調査をしたとき、私たちの話、見ている人の話は聞けたが、調査を依頼したのに断った人(加害者)からは話が聞けていませんでした。警察ではないので、無理矢理にでも話を聞くことはできなかったわけです。
そうすると、市教委が言うには、報告書では「これはいじめである」と認定されたものでも、一方的な情報で調査員が判断しているだけで、事実なのか明確になっていないということになるそうです。
それで、その明確になっていない部分を公表することは影響が大きいと考えていたそうです。(何に対して影響が大きいのかは私にはわかりません)
これは、またもや概要版を作成してきた理由の1つです。
要するに、裏付けが取れていないことを出すわけにはいかないということです。
最近はよく耳にすることの多い「第三者委員会」ですが、
第三者の調査には何の権限もありません。
協力があって、はじめて調査がされるのです。
協力を拒否する人は何かしらの後ろめたい人にしか思えません。
もし、これを読んでいらっしゃる皆さまのところへ依頼が来たら、後ろめたいことがない限りは調査に協力してほしいと願います。
さて、その報告書ですが、
そうやって表に出したくない部分があるのなら、
わざわざ概要版を作らなくても、報告書本体にマーキング(黒塗り)すればいいと思いませんか?
今回の話し合いでもそう伝えています。
家族にとって、概要版は、報告書本体とは明らかに違うものになっています。
今は詳しく書けませんが、全く寄り添われていません。概要版にしたい理由以外のところも削除されてしまいます。
そんなものを許可することなんてできません。
この分では、ホームページなどでの公表は、まだしばらく先になりそうですね。