「グリードフレーション(Greed Flation) GDPデフレーターが3.8%で過去40年でなかったような数字。そのほとんどが企業にいっている。去年は企業の業績がよく、株価も上がったが、一方庶民は物価に追い付かない賃金というコントラストがこの指標ひとつでわかる。去年企業が儲かった分、今年の賃上げは当然だけど、ほんとに賃上げが根付くのか、企業の実力がためされる」
by 門間一夫(みずほエコノミスト元日銀理事)
コロナ時のアメリカのバラマキ
円安、ウクライナ紛争
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輸入エネルギー、原材料の高騰
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企業、コロナ禍中で価格転嫁しないで踏ん張る
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一部の企業が値上げを始める
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値上げがなんとなく受け入れられる
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どこもかしこも一斉に値上げする
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値上げラッシュ(コスト増以上に値上げ、特に関係ない企業の便乗値上げ)
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庶民に我慢をしいて(インフレ=現金課税)、企業の大幅増益
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大企業が大幅賃上げ(自分の金じゃないし)
中小企業も賃上げ(自分の金だけどしかたない)
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日銀、金融緩和政策を転換 ←今ここ
日本企業の実力なき増益による賃上げは続く??
レイダリオも言っているように経済成長はいかに皆が借金をするか(先行きに自信があるか)なので、日本に本当にそれがあるのだろうか。少なくともジジイの私は借金をしてなにかしようとは思わないけど。