穢れなき命の為に、鬼神となって戦おう!!
右を見れば右の景色が見えるのは当然のことですが、左を見たからといって左の景色がみえるとは限らないものです。
左側に偶然にも鏡があり、僕の斜め前の景色を映し出していることだって考えられます。
あるいは左も右も合わせ鏡になっていて、僕はその間に挟まれているのかもしれません。
その場合、僕は自分の存在を見失い空間から消滅してしまうことでしょう。
もし、前後上下左右が全て鏡である立方体の中に押し込められたなら、僕は数分で発狂する自信があります。おそらくは、自分で喉を掻き毟って死ぬ可能性が一番高いはずです。YES HINAMIZAWA。
たとえば、視覚情報自体を脳が作り出した幻想と捉えるならば、僕たちの目の前に広がる世界そのものは虚構であると考えられます。マトリックスです。僕たちは、どこか別の世界のカプセルの中で冬眠していて、夢を見ているのです。光速での宇宙旅行の最中である可能性もあります。なぜブルマやクリリンが浦島太郎にならなかったのかは甚だ疑問ですが、ここでは関係ない話なので、割愛します。
僕たちは脳に騙されているのです。痛いことを気持ちいいと思ってしまう変態野郎は特に騙されています。僕はその最大の被害者です。
しかし、この騙されているかもしれないという考え自体、脳によって導き出されている情報なので、おそらくは、これも、僕を騙そうとしている嘘にちがいありません。
つまり、脳は僕たちを騙してなんかいないのです。
・・・・・・アレ?