旨し!
僕はお茶漬けが大好きなのですが、だいたいの場合において、僕が作ったお茶漬けといふものは失敗に終わってしまいます。
僕はお茶漬けを作るのが下手糞なのです。
お茶漬けなんてものは、ただ某永谷園などが発売している振りかけ状パウダーのようなものを、茶碗に盛ったご飯にかけ、上からお湯を注ぐだけなのですが、この一連の動作ほど難しいものはありません。
お茶漬けを作る最初の過程はまず、茶碗を用意することです。
大きすぎず小さすぎず、ベストなサイズをチョイスします。僕は欲張りなので、少しでも多くご飯がよそれるように多きめの茶碗あるいはどんぶりを出してしまいます。
これが失敗の最大の原因となっているのです。
茶碗が大きければ、その分ご飯も多くなります。
そうなれば当然、注ぐお湯の量も増えるのです。
その結果、味が気持ち悪いほどに薄くて、食べ終わる頃にはご飯がお粥のようにべチョべチョになるようなお茶漬けが完成するのです。
僕はこの過ちを小学生のころから繰り返しています。
なぜか毎回ミスるのです。
ご飯を150グラムと、しっかり測りながら作ったこともあります。
しかし、ご飯の重さを量るにはサランラップが必要なんですね。つまり、広げたサランラップの上にご飯を乗せて、それから量りに乗せるのです。
すると、なんだかオニギリにしたくなってくるんですね。もうお茶漬けなんてどうでもよくなってしまうのです。
なので、僕は美味しいお茶漬けというのをお店以外で食べたことがないんですねー。