こんにちは、爪切りナースの大原です。
爪の悩みの中に、「肥厚爪(ひこうづめ、ひこうそう)」があります。
厚い爪といえば、ご高齢の方に多いイメージですけど、実は若い人からの相談も多いです。
見た目も健康的な爪とは異なるので、温泉施設やサンダルなど素足になる場所を避けるほど、コンプレックスを感じて辛い思いをしています。
でもこの悩み、「削る」という方法で解決するかもしれません。
爪がキレイスッキリになると、これまでの悩みが解消されて、「サンダルがはける」「温泉にいける」と明るい言葉をいただき、わたしも嬉しいです。
この記事では、肥厚爪で悩まれている方のために、肥厚爪の原因や症状、ケア方法をお伝えして、悩みの解決の糸口になればと思います。
【目次】
肥厚爪(ひこうづめ)とは
肥厚爪の原因は4つ
肥厚爪の症状と悩み
肥厚爪のケア方法
ⅼ肥厚爪(ひこうづめ)とは
爪が分厚く、進行すると山羊の角のように爪が横や後ろ方向を向いて、皮膚に刺さって痛みを生じます。
ⅼ肥厚爪の原因は4つ
・極端な深爪をしたことがある
・狭い靴で指先が靴にあたる
・指先を曲げる癖がある
・高齢による爪ケア不足
・極端な深爪をしたことがある
短く切り過ぎた、物が落ちて爪が取れた、抜爪した経験がある人です。
爪は前方向に成長するものですが、爪が極端に短い場合は、指先のやわらかい皮膚が地面からの圧力で盛り上がり、爪の成長を妨害する壁となってしまいます。
新たに生まれてくる爪は、しかたなく上方向に成長し、層状に厚くなります。
・狭い靴で指先が靴にあたる
足の形に合っていない靴をムリしてはき続けることにより起こります。
ハイヒールをはく女性に多いです。
靴を変えることで、予防できます。
・指先を曲げる癖がある。
大きすぎる靴やサンダル、ふんばる時に指先を曲げる癖がある人に起こりやすく、無意識で習慣になっていることが多いです。
またハンマートゥといって、 足指の関節がハンマーのように曲がってしまっている方も地面に爪が常にあたるので、爪が肥厚しやくすくなります。
・高齢よる爪ケア不足
乾燥や汚れにより爪水虫が発生し、爪と皮膚の間が角質増殖した状態です。
爪は皮膚と同じ細胞からできて、乾燥すると硬く柔軟性がなくなり、ヒビ割れやすくなります。
また、爪と皮膚の間に汚れが溜まるほど、水虫は豊富なエサが確保できるため住み着きやすくなります。
高齢者にとっては、保湿や保清を十分にすることが肥厚爪を防ぐケアになります。
ⅼ肥厚爪の症状と悩み
お客様の悩みで多いものから順にあげると、
・「爪が皮膚に食い込んで痛い。」
硬い爪が層状に厚くなっていくと、皮膚に刺さって痛みを生じます。
・「自分で(家族も)切れなくて困った。」
がんばって普通の爪切りで切っていましたが、次第に爪が硬く厚くなりすぎて対応できなくなってきました。
家族も「身を切りそうでできない。どうやって、どこへ頼めばよいのだろう。」とケアしてくれる場所や方法がわからず、しかたなくそのままの状態。
・「人に爪を見せれなくて、ずっと隠している。」
爪が汚く見えて、誰にも相談できず、年中靴下をはいています。
・「靴下にひっかっかって、爪が取れてしまいそう。」
靴下や布団にひっかかってしまい、すでに爪が取れてしまったという方も来られます。
・「爪がジャマして普通の靴がはけない。」
爪があたらないように、いつも軟らかくて大きめの靴を選ぶ場合や、靴のかかとを踏んでスリッパのようにしてはいています。
・「足を踏ん張ることができない。」
見た目は厚く大きい爪にみえますが、実際の爪は中が空洞になっていて、根本付近から浮いてしまっている状態。
そのため、爪としての機能を果たせず、ふんばる力がでません。
ⅼ肥厚爪のケア方法
・厚い爪は、専用マシーンで削る
アシモトライトでは、主に「削る」ケアを行い、適切なかたちに整えます。
①足浴をして、爪を軟らかくする。
②爪と皮膚の間の汚れをクリーニング。
③爪専用のマシンを使用して削る。(痛みはありません。)
④皮膚に食い込んでいる部分は、ヤスリやニッパーで除去します。
⑤ヤスリで爪全体をなめらかに整えます。
⑥仕上げは、保湿。
・テーピング
先端の隆起部が軽度の場合は、テーピングで下方向に押し下げるようにして、爪がまっすぐ生える道を作ります。
まとめ
肥厚爪は、1日や2日で厚くなるわけではなく長い時間をかけてできあがります。
そのため、急激に短くするよりも、少しづつ厚みを減らしていくことが、変化に対応できるよいケアになるのではないかと考えています。
たかが爪、されど爪です。
家の土台と同じように人間の足の基礎にあたりますので、肥厚爪は一人で抱えず、ぜひ専門店にご相談ください。
京都府北部での足爪のお悩みは、アシモトライトまでお気軽にご相談ください。
ナース大原 090-9056-1563