何かをやろうとするときに

 

実は、2種類のモチベーションがあります。

 

ひとつは、「困らないようにするためのもの」

 

受験であれば、「不合格にならないように」勉強するイメージです。

 

これを、問題回避型モチベーションと言います。

 

これには苦しみが伴います。

 

たとえば、「学年で上位になれって言ってるのではないのムキー!!平均点くらいは取りなさい!!ムキー

 

こういう言葉がけが出てきてしまうと

 

悪循環です。


怒られないように勉強する


これ以上の苦痛はないでしょう。

 

少し前のブログでも書きましたけど、ドーパミンが出る事もないでしょうね。

 

親御さんの言葉が、親御さんのプレッシャーが、子供を追い詰めてしまう一例かもしれません。

 

大丈夫でしょうか?

 

「あなたのため」は呪いの言葉 なんて本を以前、読んだことがありますけど

 

「せめて平均点」こそ、避けて欲しい言葉だなと、私は感じています。

 

平均点=たいした壁ではない という前提が、そもそも間違えている。子供たちは、そう考えている事が多い気がします。

 

特に、ギリギリで高校に滑り込めば、その「平均点」と言う壁は、大きな大きな壁ですからね。

 

心の中で思うのは、自然な事です。私だって、思いますから。

 

でも、それを言ってしまっては、お子さんを苦しめます。

 

親御さんが、塾にそう伝えるのはOKだと思います。

 

親御さんが、学校の先生に、せめて平均点と言うのはOKだと思います。

 

OKというか、許容かなと思います。

 

お子さんには、言わないであげてください。

 

効果があるとは、私は思えません。

 

生徒さん自身が、自分にそういう目標を課す分には、全然OKですよ。

 

それに対して、

 

「志望校に合格したいから勉強する」というのは、

 

目的志向型モチベーションと言います。

 

こちらは、喜びと共に勉強をすることが出来ます。

 

では

 

勉強の成果が上がるのは

 

どちらのモチベーションだと思いますか?

 

みなさんの予想通りです。

 

目的志向型のモチベーションなんですよ。

 

生徒たち、子供たちが

 

どちらのタイプのモチベーションを持つようになるか

 

それは、大人たちの言葉がけひとつで変わります。

 

「勉強しないと、落ちるよ」

 

「そんな成績だと受からないよ」

 

と声をかけ続ければ、

 

問題回避型モチベーションになり

 

「合格したら、どんな大学生活になるだろうね?楽しみだね」

 

と、語りかければ

 

目的志向型のモチベーションになるんです。

 

前回、赤点だった俺が、期末テストで一気にみんなをぶち抜いたら、みんなビックリするだろうなぁニヤリとか

 

夏休み前に世界史選択だった自分が、夏休み明けにいきなり日本史で試験を受けて、TOPを取ったら、ビックリするだろうなぁニヤリとか

 

振り返ってみると

 

自分がメラメラメラメラのようなやる気を出した裏には、たしかにポジティブなモチベーションがあった気がします。

 

というわけで

 

塾の先生のみなさん

 

お父さん、お母さん

 

塾生が、お子さんが、目的志向型モチベーションを持てるように、声がけをしていきましょう!

 

今日からでも、簡単に始められますねアップアップ

 

☆今日のまとめ☆

 

勉強の成果が出やすい、目的志向型のモチベーションを育てるためには、大人のポジティブな言葉がけが重要!!!