みなさん、こんにちは
炎のスズキです。
今日は、こちらの動画を紹介します。
徐々にコバショー先生がキレていく様子が分かります笑
ぜひご覧になってください。
個人的にコバショー先生の
「みん高とかを見て、自分の高校のボリュームゾーンがどの大学に進学をしているのかを自分で少しは見て判断しろ」的な事をキレ気味に言われている姿が印象でした。
実際に塾で仕事をしていると、本当にこういう質問は飛んできます。
いきなりのお電話で、現状の成績も志望校も分からない状態で開口一番「今からでも受験に間に合いますか?」
嘘みたいですけど本当にあるんです。
今日は現状の中3向けに「今から間に合いますか?」的なブログを書いてみたいと思います。
私のいる地域が足利なので、否が応でも足利高校中心のブログになってしまいますがご了承ください。
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「今からでも足利高校に合格できます?」という質問に対して答えてみます。
答えは
「知らんがな」笑 成績も分からんのに。
これでは話になりませんので、話を進めてみますね。
6月の下野模試の結果次第です。
6月の下野模試で偏差値65以上→確実合格でしょう。
偏差値60以上→普通にやっていれば大丈夫でしょう
偏差値55以上→頑張れば十分狙えます
偏差値50以上→夏休みにめちゃくちゃ頑張れば合格圏内に入れるかもしれません
偏差値45以上→普通に考えると無理ですが、常軌を逸した勉強をすれば受かるかもしれませんが、いろいろなものをあきらめてください。
という感じですかね?
ぶっちゃけ、模試を受けて、その判定を見てください。という事です。
学校内の成績は正直あまり塾の先生は気にしてません。下野模試の成績で判断しています。
たとえば学校内でつねに1桁順位でも下野模試では偏差値55に届かない生徒もたくさん見ています。
学校の定期テストは範囲が狭すぎるため、直前だけ集中して、記憶を一時的にでも維持できるかどうかと言うテストなので下野模試や入試で求められる能力とはまるで違います。
下野模試を見て判断してください。
足高の合格最低点も聞いていますが、ここではあえて言いません。
6月の下野模試を受験されていない場合は、中2の3月の下野で判断してください。
現状の偏差値が分からないという事であれば夏休みにしっかり勉強して8月末の下野は受験するようにしてくださいね。
夏休みが終わってしまうと大逆転をするような時間を取りづらくなってしまいます。
8月の模試で偏差値50を下回っていた場合は、志望校変更をすすめます。
☆☆☆
では偏差値55くらいで足高に受かりますか?というケースを考えてみます。
偏差値55くらいから猛勉強をして足利高校への滑り込み合格を狙おうという受験生のみんな、その親御さんに、心の中で答えてもらいたい質問があります。
「高校入試がゴールですか?」
という事です。
もし高校入試がゴールで、その先の事はまだあまり考えていない場合
正直、無理して足利高校へは行く必要がないかなと思います。
将来に大学受験が控えているのは漠然と分かっているけど、とりあえずは高校入試に集中みたいな考え方の場合も同じです。無理して足利高校に行く必要はないと私は考えます。
受験生であるみんな自身は高校入試に集中していたとしても、
バックでサポートをするべきご両親は、その先をきちんと考えていなければいけません。
もちろん塾もそうです。高校入試までしか考えてない塾なんて心の底から嫌ですよね。多いですけどね、いや、ほぼ全部。
親や、高校入試を担当した塾講師の知識次第で子供が不利になってしまうって
それって親ガチャ、塾講師ガチャですよね。
今まで考えてなかったとしたら、今からいろいろ調べて考えてください。
忙しくてそれが難しいお父さん、お母さんも多いでしょうから、そういう場合はどこか(大学受験に詳しい)塾に通われた方が良いと思います。
なぜ、何も考えない場合は無理して足利高校に行く必要がないのか。
結構、親のスタンスが子供に伝播してしまうんですね。
両親が真剣に大学受験を見据えている場合は、高校選びも結構真剣に調べます。
逆にそうではないと、なんとなく足高になります。
先を見据えているご両親の場合は、うちの子が、うまく太田高校、栃木高校へ行けても、難関国立に行ける可能性は低く、実際は良くても中堅国立に行くかな?埼玉大学、信州大学、新潟大学あたりになるかなと計算したりします。
だったら最初から足高で上位にいて、指定校で明治とかを狙った方が良いかな、あわよくば早慶の指定校狙えるかなって考えつつ、足高を選んだりします。
するとその計算に基づいて、どの部活に入るか、内申を取りに行くか、模試での成績UPを想定し、受験勉強をすすめるか、考え抜いた末に高1の春には参考書を準備したりします。ある程度の基本方針を持ったうえで、お子さんに自由に選択させます。
そういう家の生徒さんは本当にしっかりしています。
以前、足利女子高時代に弓道をやりたいと言って足利女子高校に進学した女の子がいました。
その子は、弓道をやりたいとずっと言っていましたが、結局入部しませんた。
いろいろ考えた結果、勉強との両立が難しいと判断したからです。
きちんと考えているんです。本当に両立できるのかどうか、しっかり考えているんです。まだ15歳ですよ。しっかりしてます。
逆に、先の事は全然考えていない場合は、なんだか分からないまま高校に入るので、単語帳も参考書も全部高校で配られた解答解説がない参考書のみ。
将来の展望も何もないので、勉強と部活が両立可能かなんて考える事すらありません。楽しそう→やる。それだけです。
そして勉強=定期テスト対策になりがちです。先取りもへったくれもありません。
学校の進度が遅ければ、自分も一緒に遅くなっちゃうんです。もちろん入試もそのまま突入になります。日本史で戦後史が終わってないまま共通テストに突入。学校も悪いけど、生徒も悪いです。考えてなさすぎ。
高校入学後の学習にしても、ご家庭でも良く分からないから、漠然と「ちゃんとやりなよ」しか言えずに、テストの結果だけ見て「平均点くらい取れ!」と怒り出す始末です。
でも、ちょっと待ってください。
偏差値55から猛勉強して足高に滑り込んだわけですよね。
なんで、とつぜん平均点が取れる前提になっていて、せめて平均点って言う話になっているんですか?
おかしくないですか?
なんで偏差値55で入学して、いきなり平均点が取れると思うの?そっちの方がおかしいでしょ。
「平均点でいいんです。」これが一番の呪いの言葉だと思います。
偏差値55から猛勉強すれば高校に入れるかもしれないわけですが、厳しいのは最初から分かっているはずだったんです。
でも、「高校に入る前に、入学後の事をきちんと考えなかった自分が悪い」わけです。
とりあえずは高校入試に集中っていうのは、一見たしかにその通りですが
偏差値55で入学すれば、もちろんそうなる可能性が高いわけです。分かり切っている事です。
もし私であれば
「偏差値55から猛勉強して入った場合は下位での合格になるから、高校に入ってからは部活はあきらめてもらう事になるよ
そうしないと勉強にはついていけないし、大学の進学先も調べてみたけど、足高からでは30%しか国立大学に進学できないみたいなんだ。一番合格者の多い大学も白鷗大学なんだ。
おまえは下で入るから、そこそこの大学に進学するには多くの同級生を抜かなければダメだから、それでも足高に行く覚悟はあるか?」
と、伝えるべきだったんです。
多くの親御さんはそれが出来ているのでしょうけど、それを出来ていない場合は
高校入試までは、高校入試に集中!と言って、考える事を先延ばしにし
高校に入ってからは、とりあえずホッとして、部活選びから何から何まで子供に好きにやらせ
気付いたときには子供がキッツい部活に入部していて
家に帰るのが毎日夜7時過ぎ。
ご飯食べて、お風呂に入って、ゴロゴロしていたらもう夜10時で一日1時間しか勉強できず、気が付けばいつも昼寝をしているようになっちゃうわけです。
それも放置で、初の定期テストの結果を見て「なんだこの成績は!」とブチ切れる。
子供が可哀想ですね。
ようやく親子そろって大学受験を考えるようになった時にはもう国立大は無理ですし
中学時代に自分と同じくらいの学力で佐野東高校に進学した子が指定校推薦入試で合格した大学に、一般入試で不合格になる未来だって十分ありえます。
先を考えずに、下に滑り込むくらいだったら、最初から違う高校を目指した方が、よりレベルの高い大学に進学することになると思います。
面倒に思えても、先の事をきちんと考えて、受験を戦ってください。
今の頑張りを無駄にしないために。
なにをどう考えたらいいの?
分からないという場合は
高校ごとの進学実績を調べてみて下さい。
高校のホームページや、みん高を見てください。
今、中3のお子さんがいれば、お子さんがそんなことを調べる時間はなかなかありません。受験生なので
お父さん、お母さんがバックアップしてあげてください。
宜しくお願いします。
そういう分からないお家の方の場合は、高1からどこか塾に通った方が良いですよ。
そこらへんの大学生が教える塾じゃダメですよ。ちゃんとした塾に通う事をおススメします。
この本は中学受験の本になります。
親目線、塾の先生目線でとても考えさせられます。
本の中には、立派なお父さん、お母さんも登場すれば
最悪なお父さん、お母さんも登場します。
立派な塾の先生も登場すれば
ひどい塾の先生も登場します。
是非読んで欲しいと思います。
受験生の親としての在り方
塾の先生としての在り方を学ぶことが出来る本だなと思います。
熱中して一瞬で読んでしまいました。
是非読んでみて下さい。
では、今日のブログはこれでおしまいです。
今日もありがとうございました。