みんなからよく質問がある英検SーCBT試験についてです。
私スズキは13年前に英検準1級には合格をしているのですが
S-CBT試験を詳しく知るために、再度、英検準1級を受験してみました。
ちなみに試験会場にはあらゆるものの持ち込みが禁止されます。
腕時計×
シャーペンの芯のケース×
ふでばこ×
ティッシュ×
会場の前にロッカーがあり、すべての荷物はロッカーにしまうことになります。
結構厳重です。
ここから推測できることですが、問題が使い回しされるのでしょうか?
受験生の皆さんは合格していても何回も受験しにいくような講師の指導を受けられるといいですね。
塾で聞いたのと同じ問題が出るかも知れません。特にスピーキングや英作文。
試験会場は小さいです。
学校の教室と同じくらい。
教室内には20人くらいいたでしょうか?
一応ブースで区切れていますが、ブースがそれほど高くはないので隣の人の顔半分くらいは見えています。
試験の流れですが
スピーキング
↓
リスニング
↓
リーディング
↓
ライティング
になります。
普通の英検との大きな違いは
リーディング前にリスニングを解かなくてはならない点です。
つまり
リーディングを早く終わらせて
リスニングの選択肢を先読みすることが出来ません。
この時点で明らかにS-CBTの方がリスニングの難易度は高いと言えるでしょう。
スピーキングに関しては、最初に4コマのナレーションがありますが
時間を見ながら話せます。
その点は通常の英検よりも有利です。
自分はスピーキングに自信があったので、1コマ当たり2文~3文ずつ話す事だけを意識して、練習せずに本番を向かえたのですが
いざ実際にやってみたら1,2,3コマを読み終えた時点で30秒しか経過しておらず(滝汗)
あぁ、やらかした・・・という結果になっていまいました。
以前に合格したときと比べて英語が流暢になっていて、同じ分量が速いスピードで読めるようになっていたのです。
4コマ目だけで1分以上話すというバランスの悪いスピーキングになってしまいました。
スコアも悪かったです。
ナレーションは10/15でした。
13年前の方がきちんと対策をしていった分、よく出来ました。
私は国家資格の「通訳案内士」の免許を持っているくらいスピーキングは得意なのですが、調子に乗って、ぶっつけ本番で失敗しました。
みなさんにアドバイスがあるとしたら、きちんとストップウォッチを使って2分で話す練習をして下さいね、という事です。
スピーキングに自信がある人も、きちんとやることをオススメします。
試験中に他の方の話す声などは気になりません。みんなが一斉に話しているので良い感じでガヤガヤしていて大丈夫でした。
さて、リスニングについて語ります。
自分が受験したときは前代未聞のトラブルが発生しました。
自分のふたつ隣の席のパソコンが動かなくなってしまったようでした。
そしたら試験監督がパニックになってしまったようで、なんと会場内で携帯電話を使って会話をしながら英検本部に指示を受けています。
小さな声ではなく、普通の声で会話をしています。
ありえない!!!
自分は試験中でしたが、試験監督に抗議をしました。
試験中ですので声を出せませんから、(試験監督は声を出してますけど)、身振り手振りで必死に抗議しましたが無理でした。
試験監督が不測の事態に対応できるように指導されていない感じです。
慌てふためいて、試験会場のドアをバーンと音を立てて開けて、バタバタ走り回って、まさにパニック状態でした。
リスニング中のトラブルなので、自分も困って一時停止ボタンなどを探しましたが、ありません。
自分の2つ隣で試験官が通話しながらのリスニングになってしまい、うるさいのもそうですが、それ以上に試験監督の周囲をかえりみない対応にMAXイライラしてしまい、完全に集中力を失ってしまい、リスニングは、途中からほぼ勘になっていまいました。
試験終了後に、その件に関してはかなり強く抗議をしました。
「申し訳ありません。トラブルが起こってしまいまして」という事を言ってましたが
トラブルが起きた後の対応が問題なんですよね。一定の割合でトラブルが起きてしまうのは避けられません。
会場を出た後に、今後、塾生が同じような状況になってしまうこともあるかなと思いまして、一応、英検協会にも電話をしてリスニング中にトラブルがあった事を話をして、無理だとは思いながらもリスニング再実施を要求してみました。
そしたら、このような対応でした。みなさん、よく聞いて下さい。
「試験会場を一回出てしまうと、もう再実施は出来ないのです」
という事でした。
「えーーーー!そうなの?試験会場内での要望ならOKだったんだ!!!」
試験監督は、パニックを起こして試験教室内で携帯電話で通話をするという前代未聞の大失態をおかしたうえに
「リスニング再実施をしますか?」という提案もしてこなかったと言う事になります。
こちら受験生の側はそういう事情は分かりません。
本部に問い合わせをする以前に、現地の試験監督に試験の再実施をお願いすれば良かったのですが
試験会場での様子を見ている限り、たぶん監督の男性が新人で本部の指示を仰がなければいろいろな事がわからないタイプの監督に思えたので、本部に連絡をして再実施をお願いしてしまいました。
それが失敗でした。
これから英検SーCBTを受験するみなさん、なかなか試験会場内で通話を始める試験監督に当たることはないとは思いますが
もし、そういう事態に遭遇してしまったら、
会場を出て、親に相談するなどする前に、
まずは会場の試験監督に再実施を申し出てみて下さい。
さすがに隣で電話をされたらリスニング出来ません。
英検協会の方がこのブログを見るような事があったら
トラブルが起きない前提ではなく、起きてしまった場合の対応を現地の試験監督にもよく教えておいて下さい。
リスニング中のトラブルで自分はリスニングが13年前よりもずっと悪いものになってしまいました。
ほぼ半分の正解数でした。おそらく塾生よりも悪いでしょう。
トラブルが起こる前までは順調に全問正解できていた感覚はありましたが、トラブル以降は全部勘になっていまいました。
よく半分正解できていたと思います。
TOEICリスニングで満点を取った人間でも、となりで通話をされながらの英検準1級リスニングは無理でした。(敗北)
そのあとリーディング。
ここで試したいことがありました。
リーディングを飛ばして飛ばして、ライティング(英作文)を先にやれるのか、という事です。
結論から言うと
先にライティングが出来ました。
ライティングは、ネットで見つけてきた満点テンプレートを使えば何点取れるのかという実験をしてみました。
結果は12/16でした↓↓↓
平均ですね。
逆に12/16取れれば、ある意味最低限の防御にはなるので、使い方次第ですね。
英作文はかなり時間を使ってテンプレ再現を心掛けたので良い実験になりました。
以前受験したときは自分の好きに書いて満点でしたので、自分の英作文の方が良いみたいです。
受験指導のためにもテンプレはあった方がいいので、次回の受験時は今回のテンプレをベースにして、改善改良を重ね、ネイティブチェックなどを重ねたうえで再度!改良テンプレを作って再受験したいと思います。受験料は高いですが(汗)
ライティングが終わったら、前に戻ってリーディングをやりましたが
自分はこのセクションが一番得意で、一番楽にやれました。
そりゃそうですよね、一年中、赤本を解いているんですから。
他のブログにも書いていますが
英検準1級用の英熟語はひとつも覚えてません。
英検準1級用の単語帳は使ってません。
英検準1級に必要な語彙力についてのブログは→コチラです。
今回の英検でも23/25でした。
13年前は22/25でした。
やりたいひと、すでに持っている人は準1用の単語帳をやっても良いですが、基本的にターゲット1900やシス単を隅々までやっておけば十分だと思います。
リーディングでは、パソコン上の英文にマークを入れることが出来ます。
自分はマウスを片手に、結構書き込みをしながら解きました。
さて
気になる結果はこちらです。
今回はダメでしたね・・・悪かったです。
リーディング恐ろしいですね、3問ミスで85点も削られてます。
リスニングがトラブルに巻き込まれて最悪。落ちたと思うほどひどかったです。
英作文はテンプレートで高得点取れず
スピーキングはナレーション失敗
なかなかうまくいきません。
総合的に大失敗でした・・・
それでも英検準1級であれば問題なく合格はできました。
今後も英検準1級は仕事の一環として、たまに受験しようと思います。
こんな点数で終わることはないはずです。
いつかリベンジします。
その過程で、英作文満点テンプレートを作成し、何点取れるのかを試行錯誤しながら作り上げていく予定です。
ではまた!