みなさんこんにちは。
いよいよ新高1の子たち、部活が本格化してきましたね。
塾の先生目線で見ると、これを境に大きく「塾内順位」の変動が起きてきます。(英単語の暗記量の話です、学力の話ではないです)
まず高校入試直後にダレてしまった生徒、春休みはのんびり過ごした生徒たちと
春休みに塾でバリバリ頑張った生徒の間には、すでに大差が付いています。
その証拠に英検2級をすでに受験している高校1年生がチラホラと現れています。
ターゲットやシス単でも
速い子は1~800、1~900と進んできているわけです。(高校入試前からやってる子もいます)
学校が始まってから塾をスタートした子たちは
0からのスタートになりますので、これから遅れを取り戻す流れになります。
頑張ってください。
速い子は中学2年生でもターゲットで1~800まで進んでいる子もいますし
中3でもターゲット1200を終了し、1900へと突入。すでに1~400までクリアしている子もいます。
新高2で、すでにターゲットが終了、シス単が終了している生徒さんもいます。
単語の暗記数が一番わかりやすい指標です。
コツコツ頑張っていきましょう。
部活が始まり、
今まで順調に英単語の暗記を進めて来ていた子の中で
ペースダウンし始める子が出始めます。
まさにコレです。↓↓↓
部活を免罪符に使い始める子が登場し始めます。
そうなると、塾の先生としては、不安な気持ちになってきます。
オリンピックのマラソンに出場した選手が、スタートそうそう、コケてしまった。そんなシーンを彷彿とさせます。
いいんですよ、部活を好きなだけやっても。
でも、それを言い訳に使い始めちゃうと、このあとの入試までの長〜い道のりの全てが
言い訳に満ち溢れたものになってしまいます。
言い訳をする道のり、黙って乗り越える道のり
どちらもみんなが選べます。
大変かもしれませんが
言い訳にせず、黙って乗り越える未来を選んでください。
辛いというのはOK、大変だというのはOK
きちんとテストに合格すれば全部OKです。
でも、それで単語テストに不合格するのはNG
勉強できなかった理由として、使うのはNGです。
黙って頑張る道を選んでください。
今春、国立医学部医学科に合格した生徒は、めっちゃ厳しい部活で頑張りながら、高1でターゲット1900を全部終了させてます。パス単準1の4訂まで頑張りました。
言い訳しないんですよ。土日ですらフルに拘束されてでもです。
今まで、一番進んでいた子が、部活開始とともに失速し
順位が変動します。(毎年繰り返される悲劇です)
塾内で順位を付けているわけではないのですが
部活開始とともに、単語テストに合格しなくなる子が出てきます。
ハッキリ言ってしまえば、旧帝間違いなし!と思っていた子が、「あ、こりゃ無理だ」と思う瞬間でもあります。
地頭+メンタル で結果が決まるとすると
メンタルの部分で負けてしまうわけです。
「部活だから仕方がない」って、本気で思ってしまっているんでしょうね。自然とはそういう風にはならないでしょうから、おそらく親御さんの考え方もそうなんでしょうね。
最後の最後、一番肝心な最後の3年間で勉強をほどほどにして、部活に相当な時間を注ぐくらいなら
なぜ、わざわざ小学校の頃に課金までして、公園で友達と走り回って遊ぶ時間を犠牲にさせてまで、塾や公文式、英会話に通ってきたの?
どうせ最後の最後、一番肝心なところで勉強をおろそかにするなら、小学校の頃くらい自由に遊ばせてあげれば良かったのに、毎回そう思います。
公園でみんなで走り回って遊ぶ時期に、連日の習い事で不自由な小学時代を送らされ
その大きな代償で得られた学力を最後、花開かせなければいけない一番肝心なタイミングで、なぜか部活に全振り。
幼い頃に犠牲にした時間で身に付けたその力は開花せずに終わります。
浪人して予備校に通っても、どこかのスポーツチームに所属して、一貫してそのスポーツをぜひ頑張ってください。
高校はみんなが部活をするから僕もやる。
浪人するとみんな勉強に集中するから、僕もスポーツはやらない。勉強を頑張る。
ほんと、自分の意思で考えているようで、周りに流されてます。
一度良く考えて欲しいですね。
そのうえで、「志望校は東北大学です」などと発言してみてください。
甘いなぁと思ってます。別に部活をやっても全然OKですけど、単語くらいは仕上げて来て欲しいものです。
甘いです。とにかく甘いです。
つくづく高校入試に至るまでの声がけが重要だと痛感します。ほんとに痛感します。
小さな小さな頃から積み上げてきた教育投資が音を立てて崩れていく、その瞬間を目の当たりにする事になるわけです。
高校生は部活をやるものだというなんとなくの根拠のない雰囲気。
みんながやるから僕もやる的な。
高校入試に焦点を当てすぎた子こそ、そうなります。
力を入れ過ぎちゃダメなんですよね。高校入試は。
中学3年の後期は、大学受験対策をするくらいがちょうどよいです。
小学校時代に気軽に始めたスポーツが最後の最後、肝心なタイミングで運命を変えてきます。
幼少期に軽い気持ちで始めるスイミング、サッカー、野球、バスケ。
気を付けてくださいね。
話をもとに戻します。
部活が忙しくて、暗記が出来ないなら
学校の授業時間を有効利用して下さい。
上で紹介したものですが、下敷きで使えるのですが、間に紙を挟めます。(たぶんですよ)
自分は高校3年生の2学期に、こういったものを利用して、授業中に暗記を済ませました。
下敷きの間に覚えたいものをまとめたルーズリーフを挟むんです。
授業中に覚えるんです。
まずは、第一に守るべきライン。
それは
確実に単語テストに合格し続ける事。
それを死守するために努力と工夫をして欲しい。
みんながスタサプなどで動画を使って勉強をするときに、倍速機能を使って勉強をしますよね?
1.0倍速だとゆっくりだと思うんですよ。
でも学校の授業は1.0倍速ですので、授業をきちんと受講しながらも、同時に単語の暗記だって出来ると思うんですよ。
ちゃんと聞かないと追いつかない授業は、集中してくださいね。
でも、新学期になり、生徒たちの話を聞くと
「古文の先生が大外れでした。今日の授業は題名と、その雑談だけで終わって無意味でした」とか
「日本史の先生が大外れでした。日本史の授業なのに、脱線しまくって、なぜか中国史をやってるんですよ。絶対、あの先生はもともと世界史の先生なんだと思います!」とか
「英語の先生が、コミュも論評も同じ先生で、全然何を言ってるか分からなくて、ガッカリでした」とか
たくさん、そういう声を聞きます。
カリスマ講師もいらっしゃるわけですが、ハズレ講師もいるわけです。
で、その外れの時間は
ずっと、ボーっとしてるのですか?
もったいないですよね。
その生産性のない時間をフルで利用して、MAX暗記をしてください。
暗記のモチベーションが上がらないなら、今すぐ英検を申し込んじゃってください。
今は受からないかもしれない、でも、いいんですよ。
申し込めば、それに間に合わせようとしますから。
それでいいんです。
締め切り効果をうまく使ってください。
部活が始まった!
忙しいから単語出来ません!暗記する時間がありません!
じゃあ、どうするかを考えなきゃダメでしょ。
塾の授業時には絶対に単語暗記を間に合わせてください。
たまにダメな日があるくらいは仕方がないですよ、頑張っている子は分かります。
絶対に、間に合わせるという覚悟を持って時間を過ごしてください。
私はテレビを見る時間が1日で平均0分です。
食事をする時間が1日で合計15分程度です。
目が覚めて1時間後には、シャワー浴びて、スーツに着替えて、食事を済ませて、塾にいます。
1食ゆっくり30分以上時間をかけて食事をし、しかも時間がないはずなのにテレビを付けてしまって
ダラダラ食事の時間が40分、45分と過ぎていく。
ただでさえ部活で時間がないなら、そういうところで時間を節約しないと。
真剣にやらないとダメですよ。受験は。
自分みたいに1日15分で食事を済ませてくださいとは言いませんし、それが良い事だとは思っていません。
でも、課金してまで塾に通い、それなのに単語テストがクリアできないという事になってしまうのであれば
何か作戦を考えないとダメです。
おそらく5月になると、部活をやっていない子が全員を抜かして、新高1で英単語TOPに躍り出る事になるでしょう。
でも、それは私が望む事ではありません。
部活が始まる前と、部活が始まった後で、何ら変わりなく、勉強のリズムを崩さずに
3年間走り抜けて欲しいと思っています。
学校の授業中に、授業を聞きながら、空き時間に暗記してください。
ボーっとしてる時間があるでしょ?
部活が忙しくても、スキマ時間にゲームは出来るんでしょ?
Youtubeは見られるんでしょ?
そこで暗記してください。
私は塾の先生です。
一般人ではありません。
勉強をさせる事が私の仕事です。
四の五の言わずに覚えてこさせる術を考えるのが私の仕事です。
自分の教え子たちは、教室に来てくれる子たちはどうにか暗記が進むように、発破をかけていってあげたいと思います。
部活で忙しいなら
授業時間を有効利用すべし!!!
下敷きに覚えたいものを挟み込んで、授業中にバンバン覚えていこう!!!
塾生のみんな、頑張れよー!!!!