全国の足育アドバイザー®の活動報告(2021年度)
2022年6月9日、日本足育プロジェクト協会の通常総会が開かれました。事業報告の中では、全国各地の足育アドバイザーⓇ 68人(2022年3月31日現在)からの年間活動報告をもとに、1年間の活動の成果についても報告されました。本日は、2021年4月から2022年3月までの1年間で、全国26都道府県の足育アドバイザーが行った足育の普及啓発活動についてお届けします。● 足育講座の参加者数は1,966人昨年から引き続き、コロナウイルスの感染拡大防止のため、まだ活動の制限は続いています。しかし、人数を制限して足育講座を開催してくださる施設も増え、少しずつ講座ができるようになってきました。2021年4月から2022年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが行った足育講座の回数は257回。そして、延べ1,966人の方が足育講座にご参加くださいました。参加された皆様からいただいたご感想を、ごく一部になってしまいますが、紹介いたします。 帰りに靴を買い替えたいです 靴はおさがりで問題ないと思っていたので、靴の選び方を学ぶことが出来てよかったです 目から鱗の話でした 歩き出す前に知ることが出来てよかったです つま先立ちやケンケンができなかったのが、アドバイスをもとに家で繰り返したところできるようになりました 親の知識が子どもの発達を左右することを知りました 指の変形に気がつかなかったので、今、気がつけてよかったです 遊びながら出来る足育は子どもとのスキンシップにもなり楽しそうです(神奈川県・田村由紀江アドバイザー)主催者様からは、次のようなお声もいただいています。 普段から子どもたちの靴の履き方などを見ていきたいです(園の先生) オンラインでの講座でどうなるかと思いましたが、大成功でした!!受講後にも質問が寄せられ、反響が大きかったです。 みなさん講座後からすぐに足を育てることを実践しさらに学びを深めています。素晴らしい刺激を感謝します。 お話が分かりやすくて参加者の満足度が高かったです。子どもがいる中での講座の雰囲気が良くてありがたかったです。(宮崎県・成田あす香アドバイザー)● 足計測・靴のサイズチェックを1,654人の方に2021年4月から2022年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが足計測・靴のサイズチェックを行った方は、延べ1,654人でした。皆様からいただいたご感想の一部を紹介いたします。 靴の減り具合で足の癖が分かるなんて思ってもいませんでした 1か月でサイズアウトすることもあると聞いていましたが、本当に1か月で足長が4㎜伸びていて驚きました 靴のカタチ、靴幅も靴選びに大切な事だと初めて知りました 定期的に測ってほしいです 思っていたより足が小さく、細くてビックリしました 家で測るスケールを買って、こまめに測りたいです 年子で身長が変わらないので、靴も同じサイズを履いていましたが、足のサイズは違っていたことが分かりました 大きければOKと思っていましたが、間違っていることが分かりました● 足と靴に関する個別相談は931人の方に2021年4月から2022年3月の1年の間で、全国の足育アドバイザーⓇが足と靴に関する個別相談を行った方は、延べ931人でした。全国の足育アドバイザー®の活動のしかたは多岐にわたり、仕事の中で足育アドバイザーⓇの活動をしている人もいれば、全く違う本業をもっている人もいます。仕事としての個別相談のほか、家庭や職場などの身近な人からの個別相談まで、すべてがこの報告に含まれています。個別相談を受けられた皆様からいただいたご感想の一部を紹介いたします。 足指が傾いていてどうしたらいいのか悩んでいました。サイズが合っていた靴だと思っていたが実際は違っていたり、保育園での上靴が悪かったことも分かりました。 歩くと直ぐに疲れたり足が浮腫む原因が靴にあるとは思いませんでした 骨盤矯正はよく聞くけど、靴も大事なんて初めて知りました 自分の足のことを初めて知りました 靴の重要性はなんとなく知っていたけど、実際にどう選べばいいかは知らなかったので、話を聞けて良かったです 足のことや靴のことをどこに聞いていいかわかりませんでした。まさか靴で指が変形してしまうなんて思いませんでした。 脱ぐ時に靴紐を解く事と言われましたが、考えたこともありませんでした。● 2022年も足育の輪が広がりますコロナ禍で活動を模索する中で始まった、イベントや講座のオンライン化。毎月1回開催している「足育アドバイザー®お茶会」には、延べ100人を越えるメンバーが参加しました。画面越しで様々な情報を共有し、活動をより良くするヒントが得られたり、同じ志をもつ仲間の存在に励まされたりしています。県で認定者が1人というような、各地域で孤軍奮闘している足育アドバイザー®にも、オンラインのお茶会は心強い集まりになっています。(足育アドバイザー®お茶会) 2021年12月には第13期足育アドバイザー®養成講座をオンラインで開催しました。養成講座の修了生は、足育講座と足計測の認定課題、対面での足計測講習会での技術確認を経て、続々と足育アドバイザー®の認定を受けています。今年も、新たな足育の輪が全国各地に広がっていきそうです。(第13期足育アドバイザー®養成講座)全国46都道府県の全てに足育アドバイザー®が生まれることを目指して、2022年は9月に第14期足育アドバイザー®養成講座を開催します。足育アドバイザー®養成講座は、足育基礎講座を受講・修了していることが申込の要件になりますが、次回の足育基礎講座は来月7月31日の開催です。足育アドバイザー®の認定について興味のある方は「足育アドバイザーになるには」の記事をご覧ください。