前置きとしてひとつ


 北朝鮮 南北に分断されていること自体が悲しみでしかない、と子どもながらにこゝろ痛め 今に至ります。




🍵




◇◆◆ 歴史は常に新しく頭を啓く ◆◆◇




へいわのいしじ


大勢の亡き身内たちを

弔えど

いたしかたなし

決戦の火蓋はもろく

戦いの火の広がるを

停める術もなく

倒れ焼かれ自決す

震えるおさなごを

撮すこゝろに

罪の意識を

抱きたまえる

一兵士の

深き自省が

沖縄の子等への

憐憫と反省へと

戦後ののちに

花を手向けて

詫びてさえ

くれし君のその母国

アメリカの

ルーズベルトと

チャーチルの

戦機を謀る結果だったと

判りしこの日には

無秩序に大戦が

繰り広げらる

その火蓋は

手ぐすねをひく

その二人の

策略であったと

山本五十六は

つゆとも知らね

ハワイ湾は

先制と言ふ汚名にまみれ

十二月の八日に至る。

史実は語る。

逝きし子等も兵士も

戦禍に喘ぎ苦しく

無念のうちに命を落とし

亡くなっていった

それは恨みではなく

悔しさの悔いのみ、

当用漢字に 騙されてはいけない。

わが日本はすでに

美しきことばを持ち

美しきわをもって尊しとの思いを

もちて生まれ

この国にしかない和の心持ち

和して語る

茶の湯のこゝろ

花を活け

炉を切って

軸を愛で

茶をもてなす

そこには ひとつとして

身分の上下なく

話し合い

和合する

一期一会の

もてなしに侘び

茶器も愛で

軸をことほぐ



その