世界最大のワイン市場、5年以内にフランスから米国へ交代
いまから5年以内に、米国がフランスに代わって世界最大のワイン市場となる見通しだ。
6月にボルドーで行われるワイン国際見本市「Vinexpo」の運営団体が主宰する年次調査の報告書が、30日に発表された。それによると、2010年までに世界のワイン消費は5%伸び、市場規模は2005年の1070億ドルから1170億ドルへと9%の成長を記録する見込みだそうだ。
「世界は、より良くより高価なワインをより多く飲んでいます」と、Vinexpo事務総長は記者会見で述べた。
研究によれば、米国のワイン消費は2005年の2300万ヘクトリットルから2010年には2730万ヘクトリットルまで増加するが、その一方でフランスのワイン消費は2740万ヘクトリットルから2490万ヘクトリットルに減ることが予想されている。
市場価値に関しては、米国のワイン市場は2005年の192億ドルから2010年には228億ドル市場に成長する見込み。ボトル1本5ドル以上のワインにおける成長が特に著しく、この傾向は他の先進工業国でも同様みられる。
ロンドンを基盤とする「国際ワイン・スピリッツ記録局」のコンサルタントによる研究では、イタリアが2010年にも2720万ヘクトリットルのワイン消費量で世界第2位の地位を維持する見込みだ。
アルコール分15%未満のワインの世界市場は、2005年に2億1190万ヘクトリットルだったのが2010年には2億2480万ヘクトリットルに成長するとみられている。
この調査は過去10年間にわたって行われているが、ロシアと中国が消費量でトップ10入りした。両国は今後5年間も著しい成長が予想されている。
ワインと同時にスピリッツ産業の調査も行われており、それによるとスピリッツの世界市場は2005年に1700億ドルだったのが、2010年には1807億ドルに成長する見込みだ。
調査報告によれば、テキーラ、コニャック、ラムの成長率が最も高く、ウォッカの地位を奪うことになるだろう、とのことだ。