スピード違反した盲目の男性、詐欺で訴えられたが勝訴


事故で盲目になった男性がスピード違反で捕まったため、事故の補償金支払いを命じられた保険会社が「彼は実は目が見えている」として詐欺行為だと主張していた。しかし裁判所は木曜日、この保険会社の訴えを棄却した。

訴えられていたのは1998年に事故で盲目になったドミンゴ・メリノ氏。この事故の補償金として保険会社「Mapfre」は55万ユーロ(およそ8630万円)の支払いを命じられたが、「彼は盲目にはなっていない」と同社は主張、詐欺行為でメリノ氏を提訴した。

というのも、数カ月前に高速道路でメリノ氏がスピード違反で捕まったたからだ。この日、メリノ氏はBMWを運転、時速154キロで走行していたという。

裁判でメリノ氏は「直線道路だったので、妻が私にBMWを運転させてくれたのです。もちろん私はどこの道路を走っていたのかは分かりませんでした」と主張。裁判官はこの説明を認め、メリノ氏は確かに1998年の事故で盲目となったと判断、保険会社の訴えを退けた。