優雅に老いるアラスカヒグマの姉妹
老いることが耐えられないという人もいるだろうが、17日に30歳の誕生日を迎えた熊2頭にとっては、年を取ることは悪いことではない。
シドニー動物園によると、アラスカヒグマの姉妹ベスルとシンシアは飼育されているものとしては最高齢で、誕生日の朝、特別メニューで新鮮な鮭を一尾丸ごと与えられた。
姉妹は米コロラドスプリングスで1977年に生まれ、子熊の時にオーストラリアにおくられた。シドニーには85年からいる。
姉妹を10年以上世話している動物園の上級肉食動物飼育係、ルイーズ・ジンマン氏は「2頭とももう老女です。ベスルとシンシアは以前はかなり興奮しやすく、時々、キレることもありました。無理矢理エサをねだって暴れたりしてね。でも今では、上品な老婦人ですよ。私達の手から本当に行儀よくエサを食べます。世話をするのが実に楽しいです」と語った。
アラスカヒグマはアラスカに近いコディアック諸島原産で、通常の寿命は30年ほど。飼育されることで50年にまで延びるとみられている。
嗅覚は非常に鋭いが、視力は低い。立ち上がると3メートル、体重は約780キロだ。野生のアラスカヒグマは約3500頭生息していると推定されている。