つばを吐くのは止めよう、インドが新たなキャンペーンを開始
インドでは、つばを吐いたりゴミを路上に捨てたりする悪い習慣を断ち切ろうと新たな広告キャンペーンが行われている。
インドにある建物の壁を見てみると、ビンロウなどを包んで使用されるパーン(キンマの葉)を噛んだ人々が吐いた、赤褐色の唾があちらこちらに付着している。
このためインド観光省は国民に痰唾を吐く場所をもっとわきまえるように呼びかけるため、約5000万ルピー(約1億3000万円)を投じて新たなキャンペーンを展開している。
「不運にもインドでは、パーンを噛んで唾を吐くことが芸術とされているのです。年間400万人近くの外国人観光客がインドを訪れるのですが、こういった行為が彼らを不快な気分にさせているのです」と同省のアミターブ・カントはロイターに語った。
インド紙に掲載された広告の一つは、落書きされ、唾が吐き付けられた記念碑を4人の子供が残念そうに眺めているというもの。
この広告では子供の一人が吹き出しで、「僕らの遺産に敬意を持っていないなんて、なんて恥知らずな大人なんだろう」と語り、パーンを噛み、今にも唾を吐きそうな壁際に立つ大人を指さしている。
テレビや映画などでは、タージマハルや他の観光名所でゴミを捨てる家族が映し出された後、ボリウッドスターのシャー・ルク・カーンが登場し、人々にこういった行為を止めるように呼びかけている。