旧日本軍の特殊潜航艇か シドニー沖の海底で船体発見


 オーストラリアの民間テレビ局チャンネル9は26日、シドニー湾沖の海底で発見された旧日本海軍の特殊潜航艇とみられる船体の映像を放映した。番組では、豪海軍の専門家が、船体の形状などから第2次世界大戦中の42年5月にシドニー湾を奇襲した2人乗りの特殊潜航艇との見方を示し、ネルソン国防相も「日豪の戦争の歴史の一部として重要な発見だ」と述べた。日本大使館も確認を急いでいる。


 この攻撃では、シドニー湾沖に停泊した潜水艦から発進した特殊潜航艇3隻のうち1隻が湾内に進入し魚雷を発射、豪海軍の宿泊用艦船が沈没し、兵士19人が死亡した。同年のダーウィン空爆と並んで、第2次世界大戦中の日本によるオーストラリア攻撃の一つとして、豪国内の関心は高い。


 全長20メートル余りで、ダイバー7人が発見したという。映像では、船尾のスクリューや司令塔、魚雷発射管などのほか、機関銃の弾が命中したらしい跡もあった。