"終わらない人 宮崎駿" もう何も出てこないと、もう風は吹かないと、舟は沖を漂っていた。 今度こそ終わりだと思ったのに終わらず、終わらせるための短編「毛虫のボロ」でも終わらず、CGという心残りを消しにかかっていた。 そして、風がどこからか吹いてくるのだ。