後ろから撃ったのが、残酷に見えて、優しさだったのかもしれない。


せめて好きなものを見ている間に、せめて死の恐怖など見えない間に、せめて誰に撃たれたのか分からないように。


彼だって撃ちたくはなかったのだ。