10月5日、宝塚市内某カフェにて医師、看護職、歯科との3者で嚥下についての勉強会を開催しました。日本は高齢化率21%を超える超高齢社会にどっぷりつかっております。
これを言葉でいうだけなら簡単ですが、本当にすごい大きな問題を抱えています。
国の財政が厳しい折、医療費だけが青天井というわけにいかないですよね。
いかに病気にかからないで人生の終焉を迎えるか。だれもがそう望むでしょうが、実際はその通りにならない場合もあります。
過去は自分で自分のことができなくなると、病院に入院していました。口から食事ができなくなると、高カロリーの点滴を受けて、心電図をつないで、尿を出すための管をつないで、、、このような状態を「管に繋がれて亡くなる」といった表現をしていました。
一方、現在は「人間らしく」あるいは「その人らしく」に重点を置かれています。よって、病院ではなく自宅や高齢者施設あるいは介護老人福祉施設(特養)で近親者や親しい友人に看取られる事が多くなっています。
しかし、住み慣れた自宅に帰るにしても問題点もあります。
病院では十分な医療を受けることができますが(これが過剰だとの批判を受ける場合もありますが)、例えば自宅などではそうはいきません。でも一定の医療を受けることができないと皆さん安心して自宅に戻れないですね。
それを可能にするため、病院や診療所に通えない人のために、患者さんがお住まいのところへ様々な方が医療を提供しに来てくれます。
一見すれば、患者さん対看護師さん、患者さん対介護士さんのように一対一のように思えますが、実はいろいろな職種の方が患者さんのために横のつながりを普段からしています。今回もその「つながり」のための一つとして開催されました。
まだまだ、他職種との連携は十分とは言えませんが、問題を一つ一つクリアして我々を必要としている方のためにこれからも頑張ります。