葦船プロジェクトのブログ -7ページ目

伝えるために必要なものは。




伝えることの難しさを考える。



文字の力も、写真の力も、映像の力も、、、みんな強いものだけれど、

空気の力にはやっぱり敵わない。

つまり、その場にいて、直に触れることには。



どれだけ技術が進歩しても、ひとりの人が真実持っているのは、この"身"一つで。

だから、目も耳も舌も鼻も手も足もアンテナにして、めいっぱいたくさんのものを吸収しようとしてる。

電話越しには耳が頼りだ。

写真越しでは目が頼りだ。

映像越しでも舌や鼻は使えない。

場にいることは、そのアンテナを最大限使える、ってことなんだ。



それは心にも触れる・届く。琴線に触れる、って言葉もあるように。

だから、自分の触れたものを信じようと思うんじゃないかな。





伝えるという字は、「人」に「云う」と書く。

信じるという字は、「人」の「言葉」と書く。



自分の大切の人が語った・云った言葉だからこそ、それを信じたい。



それを自分の中で、ぐっとぐっと握りしめて、硬くする。

自分の大切な人に、今度はそれを伝えたいと思う。



信じてもらえるかすこし…、すごく不安になる。



伝えられない、ということは、

信じられない、ということかもしれないから。



でも、言葉といっしょに行動を起こせば、

相手の目に耳に舌に鼻に手に足に、触れる形を残せば、

それを空気が、伝えてくれる。



「在る」ということの「有り難さ」をずっとずっと人は尊んできた。

だから、感謝を忘れないでいたい。


 




 




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夜の広場の葦船の隣。

広場で葦船を造るのも前代未聞だろうけど、

ホワイトボードを囲んだ会議もそうそうやる人はいないだろうな。





葦船があることを、誇りに思うといってくれる人がいた。

こんなことできる人たちをすごいといってくれる人もいた。





でも、いろんなものが足りなくて、行き詰まる。

何より、どうしたら、これをもっともっとたくさんの人に伝えられるんだろうって。






その時、頼るのは言葉なのが、もどかしくも思うけれど。




 




この場の、限られたチャンネルが、どこかに繋がって、広がっていくように、祈るような気持ち。




あの場にいた人に、ありがとうと喜びを。




 




 



どの一日も時間も、大きな流れの中、ひとつの通過点に過ぎないけれど、

完成の宴の前に、あの時間があったことは、うん、やっぱり良かったね。


 



そして、

「いる」というハードルを設けたからこそ、

いられないときを、少しでも埋める努力はしたいんだ。



それにもやっぱり、多くの人の手助けが不可欠。



伝えてください。

あなたの信じる、

葦船を。






クリンギット族のセレモニー


夜はストーリー・テリングで有名な、


アラスカ、クリンギット族のボブ・サム(ガイヤシンフォニーという映画にも出演したそうな。)が


光の広場に来て下さいました。



すっかりできあがっている葦船の上で


ボブ・サムが航海の安全のために


クリンギット族のセレモニーをしてくれました。



セレモニーの最中には


名古屋港から伊勢へ航海するクルーたちも


葦船の上で洗礼を受けました。



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ボブ・サムは海と祈りに関するストーリー・テリングをしてくれました。


その話の内容は・・・





古代の人々が船をつくって、海にでた。


すると、あるとき、風がふき、大きな大きな波が


彼らをおびやかした。


そのとき、人々ははじめて ”祈る” ということをした。





という内容でした。


祈りの始まりの話が聞けて、なんだか、心がほっこりしました。



この葦船のプロジェクトは行き当たりばったりな感もあるので、


毎日、祈っています。。笑




そして、ボブ・サムは最後に私たちにとてもうれしいメッセージをくれました。



「古代の船がここによみがえった。


スピリットをもったすばらしい船だ。


ここにいる、この船をつくった方々は


古代の記憶をもっているすばらしい方々だ。


君達の航海の無事を祈る。」




という内容でした。(英語だったので、たぶん。)


文章に書いてしまうと、なんだか味気ないけど、


本当にボブ・サムからのメッセージはうれしかったです。



この気持ちを忘れずに、次はこの葦船で伊勢に向かいます。



夜間警備隊☆

こんばんは! ひとはなです。

今夜はアイヌの人たちで構成されている
アイヌアートプロジェクトのみんなが葦船会場を訪れました。

葦船の勇姿を見て
アイヌアートのメンバー、大感激!!


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最後には会場のみんなと記念撮影

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ホントみんな!
元気だよねえ!!!!



そして、今日は影で活躍している人たちも紹介です。

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彼らは、一日の造船作業が終った後の
夜間警備隊です。

葦船づくりが始まった10/8から毎晩
彼らはテントの中で宿泊しながら
製作途中の葦船現場を守ってくれています。
朝はテントから大学へ通学しています。

この他にも入れ替わり立ち替わりで警備隊員たちがいます。

彼らがいてくれるお蔭で
僕らも安心して、夜に疲れた身体を休めることができているのです。

夜間警備隊に守られて
葦船は、たくさんの人たちの手と、足と、汗と、思いと、祈りが乗せられているね!!

警備隊のみんな
本当にありがとう!!


編集 ひとはな

囃しもにぎやか 祭りのひろば

光の広場からこんにちは!

えびす町内会です。


今日明日は傍らで名古屋まつりも開催され、にぎやか。

ゲストさんがいらっしゃって葦船ステージ&ライブも行いました!!


葦船音楽会


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あしたもやります♪


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葦船メッセージ


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伊勢まで持っていくのでぜひ。おこころざしもありがとうございました。


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代参受付中!!
お祝詞あげますよ。

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まだ暑いので葦船Barにてビールはいかが?


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ついにUstreamでの配信もスタート。

ちなみに、途中で切れたのはバッテリー使いつくしたから・・・

気が向いたとき配信中  こちらから


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滋賀の葭留さん。こちらの材を使わせていただきました!
はるばる足を運んでくださるとは。 

葭留商店



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さて、肝心の葦船は??

だいぶ形になってきました。


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今日は ロープでぐるぐる…


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ギャラリー&飛び入り参加の方も。
せーのでひっぱって…シェイプアップ!です。
(続きはあした)



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月が輝き出すころ、本日の作業は終了。
今日もお疲れ様でした。


(ぶれすぎゴメン)
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でも、Barやキッチンカーブースはこの後もまだまだ続きますー。


今日逢えたみなさんありがとう&逢えてうれしかったです。

この後&明日も、遊びに来てくださいね。

では。

街。待ち。








なんで街の真ん中で、船なんかを手で造るの?

と、自分達の話を聞いた多くの人は思うだろう。

でも、街で行うことは、決して無意味ではない。

何より、自分はこの街で生まれて・育ったから。





水さえも買わなきゃいけないし。

お米や野菜たちはビニル袋のなかで息苦しそうだし。

還る土の無い葦は、ゴミ袋につめてお金を払って処分してもらう。



それが街。



でも、



夜でも集まって作業をしたり、食べて呑んでおしゃべりもできるし。

車や電車は遠くからたくさんの人とものを連れて来てくれるし。

時間も距離も離れた人に、こうして想いを発信できる。



それが街。




 





コンクリートの広場に、丸太の台ができて一週間。

台の上には、紛うことなき船が現れてきました。



皆さんはこの土日、どんな風にすごすのでしょうか。



お休みかな。お勤めかな。

それとも、COP10に向けて準備/進行中の企画でお忙しいのでしょうか。



人と人が逢うと、“場”ができます。

空気の流れが確実に変わります。

そんな、毎日変わる風が、葦船を作っているのです。



だから、できれば電話や画面の向こうではなく、

光と風の下で、葦船に触れてみてください。




 








そうして、あなたの中にも、よき風が吹きますように。