2022.12~11日間:慶応義塾大学病院

25日午前二時。

寒かった其の日は猫が珍しく二匹泊りに来ていて、ひと眠りした頃に急に騒ぎ出したので起きて外に出そうとしてドアを開けたら…

外に火の手が。

慌てて身繕いをして外に出ました。近所の方に声がけをしている最中にも火の手は勢いを増し、ガラスの破裂する音がパンパンと音を立てて燃えていて、住民は避難したものの消防自動車が速くつく事を願いました。

規制線が家の前を超えて張られて、その後三時間程外に退避させられ鎮火がまじかになる迄寒い中過ごしました。

余りにも寒いので病身を伝え、自宅に戻らせてもらいました。

其の日は風が少なく、火元一軒だけの消失で済みました。

 

一日後、主治医受診時に「何かいつもと違う、思ったことがすぐ出てこない事と字が上手に書けない事」を伝えました。

其の時の言葉遣いが、いつもの私と違う事にきずかれた先生は、すぐ車椅子と神経内科への受診を決めてくれました。

私自身でさえ確たる証が無い中での訴えでしたから、主治医の判断に救われました。

お昼過ぎにも関わらず、色々な検査を受けた所「脳梗塞」の判断。

元々因子は多く持っていて其れが火事の日の寒さと、初めての火事で燃え盛る炎にストレスが引き金になっての発症になったと思いました。

靴下も履き、半纏も着こんだのですが夜中の三時頃ですから身体が冷え切ってしまったのでしょうし、火の勢いと言うものの凄さに怖さを感じたものでした。

 

点滴が始められると、いつもの入院とは全く違っていて何故かずっと寝ていました。

一週間ほとんど寝ていたように思いますが、其れがきっと回復への第一歩だったのかも知れません。

一週間後に点滴を内服に変えてくれたので数日たって退院。

退院後の生活は今までの入院後とは違っていて覚悟はしていたものの大変厳しく、下肢の衰えを激しく感じましたので翌日からリハビリの為に歩きました。

次に内服の量が多いのに難儀して、直ぐに先生に下げて貰い今はその量にて対応中。

血流促進剤で脈が速くなるのですが、動悸を伴って一日中頻脈が続くので神経が参ってしまった。

不思議なのは同じ頻脈でも、動悸として感じるものとそうでないものがある。

肝心の脳梗塞は早くに解った事と早期に手当をして頂いたので、重い障害は出ずに済みました。

とは言うものの、症状がどれほど回復するかは不明で地味にリハビリに励むのみでした。