尾瀬・燧ヶ岳登山2011年6月
今回は、ルイリオ父の燧ヶ岳登山と尾瀬トレッキングです。
わんこブログですが、わんこは登場しません。(ごめん)
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1日目:浅草駅から出ている尾瀬特急で前日の夜から活動開始です。
6/10(金)東武鉄道(夜行)→会津高原尾瀬口駅着(3:18)
会津高原尾瀬口駅(4:20)→会津バス→尾瀬御池(5:50)
御池(みいけ、1500m)(6:00)→熊沢田代→俎嵓(まないたぐら、2346m)
→柴安嵓(しばやすぐら、2356m)-昼食→下山→見晴らしの第二長蔵小屋(泊)
2日目:見晴らしから尾瀬の木道をを歩き鳩待峠(はとまちとうげ)へ
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雨模様だからか人が少なく車両はがらがら、貸切状態です。
深夜に会津高原尾瀬口駅に着いて、バスの発車時間まで車両の中でゆっくりです。
切符についているサービスのおにぎりを貰ってバスで尾瀬御池に出発。
約1時間半とかなり長い時間乗るのですがバスが止まったのは2回のみ。
バスは我がもの顔でどんどん飛ばしていきます。 爽快。
御池をいざ出発、しようとしたら雨。
ザックカバーをし、レインウェアを着込み、今度は本当に出発です。(6時発)
歩き始めてまもなく、残雪と大きなごろごろした石に遭遇、
戦いながらしばらくの間登っていきます。
雨は止みましたが霧で視界は良くありません。
しかし、途中のミズバショウが心を癒してくれます。
石と雪をしばらく登っていくと、ひらけた広沢田代に出ました。
ここがよく写真でみる風景か、と思いつつ、どんよりと曇っていましたがパチリ。
広沢田代を抜けて、登り始めたが雪の場所が多くなりアイゼンを装着です。
今回のような場合アイゼンは必須です。
さらにしばらく霧の中を登るとひらけた熊沢田代に到着。少し休憩です。
深かった霧が一瞬薄くなり燧ヶ岳山頂部がはっきりと見えたのですが、すぐ霧にかすんでしまいました。
池塘湖面に映っていたミズバショウも霧で見えなくなってしまいました。
霧が深くなってきました。出発です。
熊沢田代からのパノラマが見れず残念。
雪がない時期には石がごろごろしているガレ場全体が雪で覆われていて、
もし足を滑らしたら確実に雪が無くなるところまで一気に滑り落ちてしまいそうです。
一歩一歩慎重に登って行きます。
しかし、少し霧が薄くなってきたとき振り向くとモノトーンの景色が癒してくれました。
最初の目的地、俎嵓(まないたぐら:2346m)に到着です。
相変わらず、ガスで何も見えません。
早々に次の柴安嵓(しばやすぐら)に向かいます。
俎嵓から柴安嵓に行くには、何十メートルか下り、登り返します。
登りはまた雪渓です。
最後は大きな岩(名前が・・・)の脇を登っていくが、一段と雪が深くなってきました。
アイゼン再確認です。
ガスが更に深くなり殆ど視界がない効かない中、距離は短いのですがかなり急な登りで、
手も使い四つんばになって登りました。
登りきり柴安嵓(燧ヶ岳山頂:2356m)に到着です。
山頂に雪はなく、結構広いです。
視界は相変わらず良くないですが、昼食を始めました。
食べ始めてすぐ、ガスが薄くなり雲がどんどん動いていくのが見えてきました。
本当にあっと言う間に視界が良くなってきました。
左手に「尾瀬沼」、正面に「尾瀬ヶ原と至仏山」がくっきりと現れてきました。
尾瀬ヶ原の木道、今日泊まる予定の小屋も見えて全体がだんだんとクリアになってきます。
しばらくの間、どんどん変わっていく山頂からの眺めを堪能しました。
昼食予定時間を大幅にオーバーです。
(尾瀬沼)
いよいよ下りです。
山頂すぐ下にある雪渓を後にして、ひたすら下ります。
急な岩・ガレ場を下り、少しなだらかな下り坂になると、ほとんど雪の上を歩きます。
「見晴らし」から撮った、今日登った「燧ヶ岳」です。
山頂は雲で覆われているようです。
木道の脇には、黄色いリュウキンカが沢山咲いていました。
翌朝は、4時15分に起きて出ていくと、丁度朝焼けの至仏山が見えました。
もうこの時間には空全体が明るくなっていて、もっと早く起きるべきだったかもと後悔。
ズームで撮った写真は、殆ど手振れ。三脚がほしい!
5時50分、燧ヶ岳からの日の出です。
この時間は宿泊者だけなので、写真を撮りながらゆっくりと歩け、尾瀬ヶ原を堪能できます。
昨日は、中央の山とその右奥の山の山頂に登りました。
生鮮食品などを運んでいると言われる「ボッカさん」にも数人あいました。
山の鼻で休息です。
しかし、山の鼻に着く前ごろから団体さんが湧くようにどんどんと来て、
木道は人が連なって歩いている状態となってました。
帰りは、山の鼻から鳩待峠まで木道を歩き、そこからバスで尾瀬戸倉に下りました。
温泉に入り、今度は高速バスで一路家路へと向かいました。
燧ヶ岳への登りは予想以上に雪が多く辛かったが、頂上にたどり着きどんどん晴れていく様子をみていて、
辛かったことは一瞬に吹っ飛んでしまいました。
本当に最高でした。
一方、登山靴で木道を延々と歩くのは、意外と疲れると思いました。
今度行く機会があれば、三脚を持っていくぞ。
ところで携帯電話は、山歩きの場所ではほとんど通じません。
尾瀬ヶ原の木道でも繋がる場所もありましたが、繋がらないところの方が多かった。
ルイリオ母はこの所旅行に行ってないため、とても羨ましそうでしたが、
とても水芭蕉の咲いてるところまで歩いていく気力がないと言ってました